ホウレンソウとは「報告」「連絡」「相談」である。看護業務遂行の上で基本中の基本である。
しかし、できていない人ってけっこういますね。業界全体の事です。
うちの病院もできていない人がいる。この病院はうちの病院以上にできていない感じがする。
この病院の看護様式はチームナーシングであると思う。リーダーさんがいて、部屋持ちさんがいてという感じ。リーダーさんは司令塔である。
部屋持ちさんは受け持ち患者さんの看護を実施する兵隊である。
何か医師に報告しなければならない事があったら、司令塔のリーダーさんに報告。リーダーさんが各部屋持ちさんの報告をまとめて医師に報告する感じとなる。リーダーさんは、緊急の報告か否かを判断しタイムリーに報告をしていく。
この病院のホウレンソウが今一つと感じたのは、
たぶん、入院後一週間続けてロキソニンを内服していた事が影響したのだろう。朝方胃の調子が悪く目が覚めた。私は胃が弱い方で、カバンの中に胃薬を常備している。夢の中から胃が痛かったので、カバンの中の胃薬を飲もうという感じで目が覚めた。が、現在入院中という事を思い出した。
勝手に薬は飲めないよね。
という事で、起床時の検温の際に「胃の調子が悪いから薬が欲しい」とお願いした。笑顔で「分かりました。先生に伝えておきますね」と去って行った。本当は今欲しいのだが・・・我慢するか。
日勤者に変わって、検温の際に「夜勤の人にもお願いしたのですが、胃の調子が悪いから胃薬が欲しい」とお願いした。「そうなんだ!先生に伝えておきますね」と去って行った。そして、夜になったが胃薬は到着しなかった。
翌日の日勤になって、部屋持ちの看護師は主任看護師であった。「昨日から胃の調子が悪いから薬が欲しいと言っているのですが、先生に伝わっていますか」と聞いてみた。「たぶん、リーダーさんまで報告は上がっているのだと思うのですが、分かりました。先生に伝えます。そうそう、今日は回診だから念のために直接先生に仰ってもらっていいですか」と言われた。
という事で、回診時に直接ドクターに胃の不調を訴えて薬が処方になった。
どこの部分で情報が止まったか分かりませんが、看護師間のコミュニケーション。看護師と医師との間のコミュニケーションが非常に悪い事を感じた。
このコミュニケーションの悪さも良くない事ですが、
頼まれた本人は無責任である。お願いされた薬がきちっと処方されたか確認するのが大切である。処方できなかった場合は、なぜできなかったのかを患者に説明する義務がある。
伝書鳩じゃないのですから、伝えて終了ではないと思う。
さてさて、一か月の入院で体験した事をつらつらと書いています。
ほぼ悪口が多いかな。しかし、この出来事は反面教師であって、自分の看護を向上させてくれる材料である。
患者の立場で「本当にイライラストレス」な事は、きっとどの患者さんも一緒だと思うのです。
看護師は患者さんに穏やかな気持ちで安心して病気と向き合い闘病生活できるように援助するのが仕事です。
きっとまだ数日、こういった記事が続くかと思いますが、
「しちゃいけない」という事をまとめて文章化する事で私の「注意事項メモ」としたいので、
しばらくの間、どうそお付き合い下さいませ。すみません。