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第二次世界大戦の時代のフランス。
たぶんユダヤ人でもお金持ちのお家の子どもたちでしょう。レジスタンスの一環事業なんですかね。ナチスから子どもたちを守るために児童施設に保護。しかし、時がたつにつれて、そこも危険に。子供たちはスイスを目指して逃げていくというお話し。
よい映画でした。
国境のない日本。戦争の惨事は色々だけれど、こういった「中立国を目指して逃げる」という事はなかった事でしょう。
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そうそう、たまたまCS放送で『サウンド・オブ・ミュージック』を観た。思えば、オーストリアに在住の一家がナチスの手から逃れようとラストシーンは山越えをしている。彼らが目指しているのもスイスである。
ヨーロッパ諸国のユダヤ人や反ナチスの人々は、ナチスの手を逃れるためにスイスに向けて脱出。
「母国を捨てる」。なかなか日本人には考えにくい感じである。しかし、地続きの大陸。「命」が一番大切。「いつか戻ればよい」という事で、島国の日本人に比べて自由度が高いのかもしれない。
しかし、みんながみんなスイスを目指して・・・、スイスの人口は大丈夫なのかなと心配するのは私だけなんだろうか。
スイスが中立国になったのは1815年。そういえば、このオーストリアも1955年に中立国となっている。
すべての国が中立国になれば、世の中に戦争は無くなるのだろうな。
しかし、人間というのは、平和を好むのと同時に争いを好む。自分と価値観の違う人を排除する傾向にある。
そういった感情があるかぎり戦争は無くならないのでしょうね。
映画を観て、ナチスは酷い輩と思うけれど、逆の立場の視点だと、レジスタンスは酷いとなるのが感情でしょうね。
たまたま、ナチが酷い立場の映画が多いけれど・・・。
同盟国だった日本も近隣諸外国から「酷い国」とされている。けれど、わが国の視点で作成された映画は原爆を落とされたり、酷い空襲を受けたり・・・。敵国は本当にひどい事をする。
結局は「価値観の違うものを排除する」という事で戦争は無くならないのでしょうね。
しかし、日本は憲法九条があるので中立かと思えば・・・違うのですね。立場あやふや・・・。
むず痒い国家です。本当に。