長唄演奏会IN両国 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。



本日は本所に長唄の演奏を拝聴しに行った。

六年前、両国の甘味屋さんで小さいライブがスタートだったらしい。それが、今年初めて演奏会という形式で開催されたそうです。

唄    東音梅津紫乃

三味線 杵屋勝み紀・杵屋三澄那

小鼓   梅屋右妃

大皮   望月太意樹

(敬称省略でごめんなさい)の五人の会であった。

長唄の演奏にあたって唄の独吟はありである。が、三味線は最低限二人は必要。

今日のライブの説明では、タテ三味線が替手でワキが三味線だからという説明でしたが、きっとたぶん・・・それ以前の問題で、三味線の糸が切れたらどうするの?!基本、三味線は二人編成であうるという事をきいた事がある。


120名くらい入るホールの客席はほとんど満席であった。

紬に下駄風の草履でカランコロンとしていたお客様がいらした。いやいや、この人以外にも下駄ばきの人がいた。

ホールはカランコロンと音はするし、絨毯や床が傷むので、そういうお客様の受け入れが悪いところがあるのですが・・・。

その風景を見て、日常の合間にちょいと長唄のライブに行ってきますという感じでいいなぁと思いました。


『多摩川』に『岸の柳』。そしてお囃子入りで『鷺娘』。太鼓地は太鼓無しで寂しい感じでした。この曲で一番華やかなところなのですが。。。

が、この曲で太鼓が活躍するのはこの部分だけ。

二挺一枚の上段に笛・小鼓・大皮・太鼓を揃えちゃうと、なんか舞台面がチグハグです。

今回のように、そんなに太鼓が重要じゃない曲では大小でいいのかな・・・。

が・・・。どうせ小鼓も大皮もお休みの部分なのに、どちらかが、太鼓も打っちゃえばよかったのになぁ。


こじんまりとした良い会でした。楽しかった♪

これでも、充分綺麗なんですが、帰りは、複数の屋形船が・・・。とっても風流。

ただ、この寒さでちょいと「寒い景色」という感じだった。やっぱり舟遊びは夏ですよね。

今日はとっても寒かったですね。

写真は厩橋から会場に向かう際に撮った隅田川。