今藤同門会に行く | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

以前お世話になった方がご出演という事でお伺いした。

以前にもこの会にお伺いした事がある。

女性なのに男性顔負けの迫力と技量を持つお家元の今藤長十郎氏を筆頭に、人間国宝の今藤政太郎氏をはじめ一線級の演奏家の方々もご出演。けっこう贅沢な会でございます。

お囃子は私の習っているお囃子の流派のお家元をはじめ、これまた素敵な方ばかり。我が師匠もご出演でした。


『三番叟』

男性演奏家の方々による演奏。『翁千歳三番叟』から『三番叟』だけを演奏したものです。

長唄の三番叟ものの中で一番格式の高い曲。

・・・できれば全曲聴きたいものです。


『四季の山姥』

唄は今藤郁子氏・他、三味線は今藤長十郎・他

郁子氏は確か先代の今藤長十郎氏のお姉様である今藤綾子氏のお嬢様である文子氏のお嬢様。うーん?!という事は今の長十郎氏と文子氏は従妹同士。という事は郁子氏や美治郎氏ははとこという事だろうか?家系図を手繰っているとよく分からなくなります。

長十郎氏の三味線はカッコいい♪超特急でも間は崩れない。存在感あふれる三味線。

後半のノリの速さに予想はしていましたが、なんかワクワクしました。


『多摩川』

知人がタテ唄であった。二挺二枚の粋な舞台面。

それにしても、タテ三味線の方は手が吃驚するほど回る方だった。会場から拍手がありましたね。

やや粗雑な面もありましたが、それでも百点満点の演奏だったと思います。

知人の声は本当に綺麗で大好きです。

今藤流の女流の唄い手さんは本当に高音の綺麗な方々が多くて聴いていて心地が良いです。


『助六』

中堅男性演奏家の方々の演奏でした。

すみません。。。心地よくてウトウトしちゃいました。

粋でよい曲なのにね。


『綱館』

タテ三味線の今藤長龍郎氏の演奏は本当に「この人は本当に三味線が好きで好きでしかたがないのだろうな」と微笑ましい気分になる。「上手い」「素敵」という感想じゃ申し訳ない感じ。

ついつい超龍郎ワールドに引きこまれて、一緒に楽しませていただきましたという気分になる。とても気分がよい。

タテ唄は佐十治郎氏。何気にワキ唄というイメージのある方なのですが・・・

いつも、彼の座っている位置にいる方は一番止めで唄っていらっしゃいました。

勉強会ならではの並びですね。

お囃子の方でお家元の演奏を聴いて、とっても勉強になりました。

またまた、日頃より「確認したい」という部分の確認ができた。が・・・私の思っている方じゃなくて「?!」。

お囃子の手は常に成長しているものと聞いています。

という事で、今はこうなのかしら?それとも大皮が望月の方だったから?!

また、今度の機会に確認しよう。


『越後獅子』

大勢の演奏でした。

『越後獅子』という曲は、少人数でも大勢でもそれなりに楽しめて、色々アレンジできる曲ですね。

この会にはご案内いただいた方以外にも、顔を見知っている方がいらっしゃいます。

その方々もご出演で目がとても忙しかったです。


久しぶりの演奏会。楽しかったです。

うーん幸せ♪