新の会 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。


新の会は女流のお囃子演奏家の方々の演奏会です。
久々の新の会。このところ新の会とお稽古が重なる事ばかりで、二、三年ぶりに拝聴しに行く気がします。
いつも新の会のためにシフトのお休み希望を入れていて、
そしたらお稽古というパターンばかり。
実は、今年もそうでした。で、師匠に「新の会に行きたいのですが」と相談。という事で午前中にお稽古。お稽古終了で水天宮に直行。という事で、本日はお昼ご飯抜きでした。

本日は
『君が代松竹梅』
『水仙丹前』
『一奏 都獅子』
『月の巻』
『竹の踊 竹の唄』
『京鹿子娘道成寺』
の六曲。盛り沢山でした。
どの曲もそれぞれ聞き応えのあるものでした。
『都獅子』は藤舎名生氏の作曲の長唄。うーん・・・でも、長唄というより大和楽ですね。旋律が現代風だからなのでしょうか。それとも大和楽の演奏家でもある方がタテ三味線だったからなのでしょうか。
しかし、とっても綺麗な曲でした。
京都の鴨川の河原で獅子が蝶と戯れるという様子を表現したそうですが、
鴨川に獅子が結びつく・・・意外性が私には感じられ、素晴らしいと思いました。
『竹の踊 竹の唄』は亡くなられた宝山左衛門氏の作曲した笛の曲です。とってもほのぼのとしていて、宝氏の人柄が感じられました。
さて、『京鹿子娘道成寺』は普段の演奏会では省略される鐘入り後までやる思考のもでした。
大好きな太鼓地「ただ頼め」も入っていました。
鐘入り後は、押し戻しで荒事ですよね。
荒事の太鼓は本当にカッコいい。つまり、太鼓がカッコよくないと・・・なんでしょうね。
勇ましい太鼓の打ち方。とても勉強になりました。
お昼ごはん食べ損ないましたが、お腹いっぱい気分で帰宅しました。