
ついこの間まで、国立劇場のお庭(?)では桜祭をやっていたのに、桜は青葉に変身。今はツツジの季節ですね。
本日は、大劇場に三世花柳寿楽氏の舞踊会に行って来ました。
知人の知人がこの舞踊会で踊られるという縁でチケットを頂いたのですね。ラッキー♪
この会に行ったのは、今回で三回か四回目ですね。
一番最初は、たぶん前回この会にいった時のブログの記事に書いたと思いますが、亡くなった大皮の師匠のカバン持ちの真似事をして行った舞踊会の一つがこの会だったのですね。
先代の壽楽氏が人間国宝になられたのを記念するのを兼ねた会だったように記憶しています。
その時に出合った先代。本当に素晴らしくて素晴らしくて。この世の中にこんなにすごい舞踊家さんがいらっしゃるんだと感動。以来、二世花柳寿楽氏の大ファン。三年前に寿楽氏が亡くなった時は世の中真っ暗ぐらいに悲しかった。
でも、お孫さんである今の寿楽氏がお名前を継がれて・・・いやいや、お若いのに大変な舞踊家さんです。
真っ暗だったあの時がつかの間。今は、現、花柳寿楽氏の成長が楽しみです。
さて、知人の知り合いは・・・
最初の『新曲浦島』を踊られました。内弟子に入られて舞踊家としての修行をずっとされていたそうです。
いやいや、本当にまだまだ少女のような若さの彼女ですが、
誤魔化しの効かない素踊りを大きく大胆に、そして繊細に踊られていました。
「上手」は似合わない。「上手い」いやいや、まだ言葉が足らない感じがする。本当に素晴らしい舞踊を久しぶりに堪能しました。
このところ忙しい日々が続いていて、今日は第一部で帰りました。
第一部の最後の演目は『新口村道行』という常磐津の舞踊でした。歌舞伎の『冥途の飛脚』を舞踊化したもの。
寿楽氏とそのお弟子さん方の出し物。
いやいや、最後の忠兵衛が捕手を誤って殺してしまう・・・あの場面がとっても良かったです。
本当に上手いなぁと感動しました。
はあ、本当に目の保養・心の洗濯。そんな一日を過ごせました。
ありがとうございます。やっぱり舞踊会はいいですね。
さて

国立劇場の楽屋口側の駐車場に藤棚があったんですね。
藤が咲き始めていました。綺麗ですね。
ああ、本日の『藤娘』の舞台に出てくるような立派な藤の花を観賞したいなぁ。