

先日オープンした渋谷ヒカリエ出かけました。九階のヒカリエホールで開催されている『二代目市川亀治郎大博覧会』を拝見しました。
もうすぐ四代目市川猿之助を受け継ぐ亀治郎丈。亀治郎としての締めくくりとしての企画であろう。
素敵な写真や、亀治郎丈に関しての色々・・・例えば子供の頃の成績表とかそういったものが展示されている。また、義経千本桜の河連法目館の場の舞台装置が展示。色々な仕掛けが展示されていた。
亀治郎シアターで、その河連目法目館の場の舞台裏のドキュメント映画を鑑賞。
いやいや、歌舞伎役者というのは体力勝負ですね。舞台の上手へ、下手へ、花道へ、、、走る走る。すごいですね。実はオリンピックに出るアスリートよりもすごいだろうなと思いました。

義経千本桜の四段目。吉野の河連法目館に身を寄せる義経の元に静御前を連れて行く佐藤忠信との道行から始まる。。この忠信は実は静御前の所有している初音の小鼓の皮の主の子供。源九郎狐が忠信に化けている。小鼓は普通、馬の皮でできているんですが・・・昔は狐の皮をはったりしていたんですかね。
河連法目館に着くと、本当の佐藤忠信と鉢合わせ。狐は正体を現す。親を思う源九郎狐に感動した義経は狐に初音の小鼓を渡しめでたしめでたしというお話。(超大雑把なストーリーです)
この場面で使っていた小鼓。合成皮革の小鼓だ^^
ゴロゴロと転がしたり、相当手洗い扱いをするので本物なんて使えないですよね。
この場面を観ながら、先日テレビでやっていた日本舞踊を思い出した。
阿国歌舞伎を題材にした創作舞踊をやっていた。その劇中で名古屋山三郎役の人が小道具として小鼓を使っていた。本物だ。それもきちっと調子紙で調子がついていた。実際に舞台上で打つためだったんですが・・・。思った通り、悲惨なくらい鳴っていなくて気の毒でした。実際、打つんだったら合成皮革の小鼓にすけばよかったのに。どうしてそうしなかったのか不思議で仕方がない。
小鼓ってとにかく乾燥がダメ。刻々と調子は変わるしね。。。鳴らなくて当然だと思う。
小鼓のパスパスな音って、とにかくかっこ悪い。ぜひぜひ次回は合成皮革の小鼓を使って欲しいなと思った。たぶん、その舞踊家さんは小鼓がお得意なのかも知れませんね。舞踊+小鼓の腕を見せたかったのかも知れないけれど・・・乾燥にやられちゃったという感じですね。舞台は魔物です。
六月から始まる猿之助襲名公演を観に行きたいけれど・・・チケット取れるかな??!
勘九郎襲名に引き続きの大イベント。今年の歌舞伎界は華々しい♪

さて、ランチは渋谷定番のライオン。ハンバーグを注文。向こうの母の食べているオムハヤシライスも捨てがたかったですが・・・
なかなかダイエットに踏み切れない。またまた食べちゃってから反省です。