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今から約70年前
沖縄は地獄と化した。
家は焼かれ、土地は壊され、身内は殺され
悲惨ではなく残酷な景色が広がっていた。
太平洋戦争唯一の地上戦の舞台となった沖縄。
沖縄は何も悪くない。
なのにこんな事をされた屈辱を忘れてはいけない。
こんな戦争を繰り返してはいけない。
こんな戦争を忘れてはいけない。
そんな意を込めて、沖縄県では
6月23日に県独自の祝日を制定した。
慰霊の日、だ。
この日は戦争で亡くなられた犠牲者の方々の冥福の祈りと恒久平和への祈りの日。
皆この日は少し沈むが、先人達の声を次世代に引き継ぐ為に前をしっかり向いて、黙祷を捧げる。
犠牲者とは言ったが、何も沖縄県出身者だけの冥福を祈るわけじゃない。
アメリカ兵、日本兵、彼らにもだ。
沖縄に黒く醶い、そして深い爪痕を残していった兵士達に何故冥福を祈るのか。
その答えが
ある記事に載っていた。
「戦争は誰も悪くない。」
この言葉を聞きたときは衝撃だった。
なぜ、誰も悪くないと断言できるのか。
私は読み進めた。
「私(記事の方)だって『家族を守りたいならアメリカ兵を殺してこい』といわれたら率先してでも殺しに行くよ。
アメリカ兵も一緒なんだよ。
日本兵も一緒なんだよ。
だから、誰も悪くない。」
私も共感した。
確かに大切なもの、大切な人を守る為に人を殺せ、と言われたら迷うこと無く殺しに行く。
みんな一緒なんだ。
心からそう思った。
だからこそ
黙祷が大切なんだ。
黙祷はいなくてはいけないという法律はない。
でも、「戦争」について知るだけで「黙祷」をしようという気持ちだけで、
その意味は成していると思う。
だから
黙祷なんかしなくていい、だけど
戦争について面と向かって考えて欲しい。
明るい未来のために