新日本海フェリー「あざれあ」は定刻の4時30分に
小樽港に接岸。

バイクはトラックや車が下りた一番最後にスロープを
下っていくが、15年ぶりの懐かしい風景が広がっていた。

フェリーを降りたツーリストは、ほぼ7‐8割は北上して
行くと思うが、こちらは小樽から西の方角
積丹半島方面に向けてアクセルを開けていく。
快晴の中 余市からR299に入り右手に海岸線を見ながら
気持ちのいい朝の風を切りながら進んでいく。


本当は北海道で一番好きな岬である、神威岬にも
立ち寄りたかったが、岬に通じる道の開門時間が午前8時
通過したのが、6時頃だったので門を右目に眺めながら
悔しい気持ちで走り抜ける。
1984年7、8月に初めて当時の相棒 GS650Gと北海道ツーリングに来た時には、半島を横断する道路は開通しておらず、再び余市に戻ってR5を走った記憶がある。
また、岬の先端にある神威岩には、当時 積丹YHの
仲間10数人とペアレントさんの船に乗せてもらい、
神威岩の上で浜鍋を行った青春時代の楽しい思い出が
蘇る。

神威岩は積丹岬の碑がある神岬パーキングに立ち寄り
そこから眺める。
シャコタンブルーの海の向こうに全景が綺麗に眺められた。


その後 R299を南下していると思っていたが、どこで
どう間違えたか県道998に入ってしまい、再び古平に
飛び出してしまった。
セコマでパンを買って朝食を取りながら、近く標識を見ていると、どうも朝走った道で半島を一周してしまっていたと気が付き、大幅な遅れを生じさせてしまった。
やっぱり地図はこまめに見るもんだと落ち込む。
仕方ないので、余市からR5に戻りニセコ経由で県道9号で
寿都を目指し弁慶岬に立ち寄り休憩


そこからはR299 追分ソーランラインで南下を続け島牧、せたな町、乙部町と走り抜ける。
本来は江差、松前と海岸線をトレースして函館に入るつもりでいたのだが、朝の道の間違いで大幅に時間が狂ってしまい
R227経由で函館に入ることとして、無事に17時に到着。
久々の一日 500キロ越の楽しい走行だった。
走行距離:514キロ
小樽→積丹→ニセコ→寿都→乙部→厚沢部→函館