わたくしごとでありますが、先日、叔母が亡くなりました。
当初の病名は脳梗塞。発症部位・梗塞の大きさなどから、「意識不明・危篤」という連絡が親類一同にめぐり、大勢の親戚が一気に病室に集まりました。幼い頃から特に可愛がってもらったわたしもすぐに駆けつけました。
はて・・・。
たしかに意識はなかったのですが、状態的にいますぐどうこうなるような感じではないのはICUやら救急にいたわたくしですので、すぐ観察として診てとれます。
しかも・・・・、ちょっと、イヤ、かなり問題のある病院でして。看護状況・医師の治療行為ともどもどうにも腑に落ちないことが多く・・・。
まぁそのへんは書きませんが、本当にひどい病院でした。
いますぐ急変して死に至るような状態ではないと判断したわたしは、さっそくフェイシャルリフレクソロジーと、レイキもろもろでトリートメントしながら、至らなすぎなナースたちを小姑か学生指導のごとくチェックするはめに。
でないと怖くてまかせられない病院だったのです。かといって転院など動かせる状態でもなく、なかなかうるさいお家柄ですので、姪の立場ではどうにもならないことも多く・・・。
とにかく自分に出来ることを、と時間と身体を割いて、通いました。
1回目のトリートメントは発症から3日目。意識なし(レベル300)、梗塞急性期の高熱はありましたがMAX38度前半だったので、まぁOK。血圧・呼吸なども安定していました。尿流出も良好。末梢冷感などもなし。
ただ、ナースとしてどうしても腑におちなかったのは、この時点で末梢でしか血管ラインの確保がされておらず、いくら延命措置をしないからといって、中心静脈にラインをいれないというのがちょっと考えられず・・・・・。ここできちんと循環を保っていれば結果としてDIC(血管内での血液凝固)はおこさなかったのではないかなぁと、後悔しています。。。たらればは好きではないですが・・・。
トリートメントはニューロフットも組み合わせました。最後にレイキもろもろヒーリング&クリアリング。なぜか足からはするするとエネルギーが流れました。
ディポジットは胃・肺・肝・胆にほぼ同レベルのディポジット。最大はおそらく肺。。わたしは最大ディポの判定に悩んだときは、大抵五行の色が浮いて見えるのです。^^;
NPバランシングを肺大腸経。神経叢バランシングの代わりに、コロンリンク11番大腸を刺激しました。神経ポイントで肺も刺激。40分でさっとトリートメント。とにかくやらないよりやったほうがいいと判断したので、頭蓋のポイントラインまで使用しました。Too muchかな、と思いつつ、でも急性期ですので大丈夫であろうと判断してのアディショナル。わたしはステップ2でディポジットをみつけたら、3でも最大だけでなくすべて刺激してしまいます。このときもそうしました。
翌日。従姉から「喋るようになったんだよ!」と興奮気味に連絡が・・・・。
「ふっぴーの顔つぼのおかげだよ!!」
と。
その後は会話・意思疎通ともに、可能になりました。亡くなる前にみんなと話ができた。このことはなにものにも変えがたいことでした。
1日空けて2回目。「ありがとう。気持ちいいよ。気持ちいい。」とトリートメント中に話をする叔母。
3回目は浮腫と黄疸が見られ始めた10日後でした。すでにわたしが駆けつけたときには、再びの昏睡。脳から来た昏睡でないのは明らかでした。ああ、DICをおこしたな、と見て取れる状況。血管の中で血液が固まりはじめているのです。もう今度こそは長くないと覚悟を決めなければならない状態でした。
ようやく入れられていた中心静脈への点滴を、「遅いだろ」と思いながら苦い顔で見ていたのはわたしだけでした。
翌日はどうしても行けないとわかっていたわたしは妹に、明日必ず顔を見に行くように頼みました。明日は無理なんだ、明後日行くよ。そう言った妹に、「明日でも遅いかもしれないの。明日行ってくれる?」とだけ言いました。すでに呼吸はチェーンストークス様。無呼吸の時間も長く、そのまま止まってもおかしくない状況でしたので。。。
それから2日後夕方、叔母は息をひきとりました。なんとなく虫の知らせというか、もともと病院時代から死期はわかるので、連絡が来る前に気付いてしまいました。携帯をみたらやはり連絡が入っていました。
もうだめだとわかっいてもやはりがっくりとしてしまいました。
身内が亡くなる、というのはそういうものです。とくに今回、トリートメントで一時的に改善したように見えたがために、もう少しまともな病院だったら、という思いが捨てきれず、わたしは実はけっこう落ち込んでしまっていたようでした。まだなにかできたのではないか、と。
本人的には、明るくいつもどおり振舞っていたつもりだったのですが「ふ~ちゃん、大丈夫?顔真っ青だよ」と、いつも交換施術をしている友人に心配され・・・。
たまたまその日はトリートメントエクスチェンジの日でしたので、彼女にフェイシャルリフレクソロジーをしてもらいました。
案の定顔にあらたなディポが出来ていたようですが、終了後は胸のつかえと頭のモヤがとれ、叔母の死をすんなり受け入れられる状態に・・・。
一気に持ってしまったネガティブな感情をトリートメントにより排出してもらった感じでした。
でもすごいですね~。ディポが一気に出来ていました。^^;
感情というのは、本当に身体に密接に影響を及ぼします。それを体現した形でした。大きなネガティブな感情を持ったな、と思ったらフェイシャルリフレクソロジーが有効です。
脳梗塞にも非常に有効です。
さすがのヤブ医者も、「あの梗塞で、話したのは奇跡的」と言っていたそうです。
確かに、わたしが見た限りでもあれだけの梗塞と梗塞部位を考慮しても、「話す」という行為が出来るようになったのは、考えられないことでした。
こうした症例をもてたことにただひたすら感謝です。
おばちゃん、気持ちいい・ありがとうって言ってくれて、ありがとう。あんなに嬉しい気持ちでトリートメントをさせてもらって、わたしのほうがありがとうだったよ。
最後にお話できて、冬子は幸せでした。
ありがとう。どうか安らかに眠ってください。