ファッションでもなんでも、お世辞にも似合っていないけど、本人が好きなものを突き通すことが多いです。
プライベートなファッションであればそれはアイデンティティとしてよいのでしょう。^^
ただし人目に触れる職業の場合、たとえばダンサーなど。
これは致命的です。。。^^;
ダンサー=ダンスが好きで踊ってる人。
これはこれで間違いありません。
しかしながらプロになる場合、ギャラが発生します。お客様が見てくださってチャージが発生したり、お店がお客様のためにダンサーにギャラを払うなど、形態は違えど、基本プロにはギャラが発生します。
人の目に触れる、わけです。
そしてダンスで人を楽しませるわけですが、つまりダンサーそのものがお客様を楽しませる、ということになってきます。
つまりプロでないお客様はダンスだけを見ません。
ダンサーの顔・身体・表情・表現・動き。そして衣装もメイクも当然目にはいります。
そこで「わたしはこれがいいの!」と似合わない衣装やらメイクでダンスを踊っても、似合うもので見せれば100点のトコロ、自分の好きだけで塗り固められたショーアップを見せたとして、おそらく半額程度の評価でしか見ていただけないことがほとんどかと・・。^^;
プロはそこまで考えて意識して踊るからこそプロなんですね。ただちゃらっと踊っているわけではありません。そういうダンサーのダンスは残念ながら見ていてもなにも響かないというか・・・。
わたしはただ踊りたいだけなの!ではギャラがいただけるダンサーにはなれない、ということです。
(ま、相当の美人なら似合わなくっても許されるかもですけど、それでも努力のない美人は美人に見えないからなぁ・・・・。)
何事も楽しいだけでは出来ません。
お金を頂くということは、大変な事なのです。
すべて自分ひとりでこなせることではないというか。
すべてに相手があることだというか。
人にはそれぞれ、必ずお役目があります。
それはしたいことではないこともあるのかもしれません。
別の物や人のものに憧れを抱いて、お役目から目線が外れて「そんなのしたいことじゃない」と思うことも多いようです。
しかし冷静に見てみれば、自分が今世ですべきこと、つまりお役目であれば、上手く出来るようになっていますし、またそれをきちんとこなすことで楽しくなってくる。結果、人の為になったり、なにかのお役にたつ「お仕事」「お志事」になってくるわけです。^^
誰しも、したいこと、すべきこと、お役目が一致するようにできているはずなんですね。
したいことだけするのが仕事ではない、なんて悪態つくオジサンなんかもいますけれど。^^;
そんなことないってわたしは思います。
したいこと、つまりすべきことをきっちり全うすればお金は後からきちんとついてきます。
もちろん運も味方してくれますし。
したくないのに疑問を感じてつづけてると、わたしみたいにビョーキになりますし。(苦笑)
流れに沿う、ということはつまりそういうこと。^^
すべきことがお役目であることに気付き、したいこととしてがんばること、というのかなぁ。でもまったく無理は必要ないんですけどね。
こんなごたくを理解するのに、わたしはこの9年、閻魔様の袂に行くスンデまで彷徨って(笑)ああ生きててよかった。(笑)
「悟った」わけではないですけど、よい意味で大きく(図々しく?)なれたと思っています。本当に「生きる」ために必要な知識を、これから生きていくための土壌を耕したというか。
種はみつかり、すでにまかれました。♪
来年はそこに水や栄養をやり、草をむしり、豪雨や寒さに耐え、いまある芽をしっかり育てる作業を地道に繰り返すのみ。
目指す方向さえ見えればあとは努力するのみです。^^
稲穂をつけてみんなにおいしく食べてもらえるように。という感じでしょうか。
それを好き、と思えないと少し辛いかもしれません。
それが見つかるまでも辛いかもしれません。
上手なことが好きなことではないってこともあるのかもしれません。
まだそれがわからないこともあるのかもしれません。
それでも最低でもひとりひとつ。かならずそういうモノがあるのです。
「なんだ。コレだったんだぁ♪」
個々のタイミングで、必ずひょこり現れてくれますよ。
さて。今後のわたしに必要な格言は。。。。
「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな」
いつまでも謙虚さは忘れたくないものです。(´ω`*)