単に7ステップスを時間内でおさめる施術の場合、施術後いまいち満足感が足りません。
同じ時間内でもきっちりディポジットを「流し」てもらえた場合、施術後の爽快感は雲泥の差ではっきり現れます。
寒さや乾燥などの環境因子による負荷(ストレス)から、胃経腎経ディポジットが育ち易い時期になってまいりました。
こうなるといつもどおりで終わらせてしまっては、かゆいところに手が届いていない状態、になりますので、ディポジットをきちんとトリートメントしてさしあげることが重要になってまいります。
例えばマッサージで言えば、まあなんとなく気持ちよかったけど、マッサージがおわっても肩こりの感じが変わらない・・・。。・・・イヤでしょう?
講義で習うのは典型的な7ステップス。当たり前の事ですが基本は重要。ツボから経絡へ確実な振動を与え、的確なゾーンを用いて、まずはディポジットを「探す」そして「流す」。
いくら我流になっても、この基本は絶対外せません。
あとはタッチの問題と、力と圧の関係で、施術は人それぞれ変わってくるのです。
がんばって力を入れなくても、体重移動を使うことで、より深い「圧」がかけられますし、エネルギーで流すことも可能です。無駄な力を使ってしまうと自分の身体を痛めますから、上手な負荷のかけかた、つまりテコの原理のような体重移動はフェイシャルリフレクソロジーでも重要。
ロネや先生方が大きく身体を揺らして施術しているのはそういうこともあるんですね。
わたしはエネルギー負荷で圧をかけているので、体重移動で施術してしまうと、力がはいりすぎてしまうのでそこまで身体を動かしてはいないんですが・・^^; 施術姿勢の作り方や慣れの問題もあるのでしょうけれど。。。
がんばって施術して、自分の身体を痛めることはけして美徳ではありません。自分の身体を上手く使ってこそ良いトリートメントが出来るというもの。
あなたたちのためにすごくがんばったからわたしはこんなよれよれよ~って、わたしがやつれてしわくちゃになって青ざめた顔していたら、誰もわたしから施術なんて受けたくないでしょうし(笑)
ま、クライアントさんの体調や摂取水分量にもよって、ディポジットの流れやすさも千差万別ですし、日替わり状態。
それでも「流し方」をちょっと変えてさしあげるだけで、そのトリートメントの効果は変わるのです。(´ω`*)
まだ練習中の方々には、とにかくまずは基本をきちんと押さえて、それからディポジットを流す施術をして欲しいな~と思います。