ディポジット。
神経終末が死滅した老廃物の結晶のことです。
いろいろな言い方がありますが、これが1番わかりやすいでしょう。
フェイシャルリフレクソロジーでは、各クライアントさんのディポジットを探り、そのディポジットの生じている反射区の臓器に対してのトリートメントをします。そのほかにツボの刺激なども加わります。
このディポジット。
案外厄介なのは、クライアントさんへの説明です。
私たち施術者は、まず顔に生じた1番大きなディポジットに対してのアプローチをします。
「どこが悪いんですか?」
施術後よく聞かれる言葉です。
悪い・・・という言葉は適切でないのです。
そこの部分のディポジットはあくまで滞りであり、病んでいると決まった場所ではないのですね。
現在表面化している症状の「原因」がその滞りである、と私たちはとらえます。
なぜなら私たちは医師のように診断行為をするセラピーを行っているわけではないからです。
原因の滞りを解消することで、アンバランスを解消する、という考え方です。
人間誰にでもこのディポジットはあります。
身体のどこかのバランスの崩れをあらわすのがこのディポジットなのです。
生活していく上で人間を取り巻く身体的影響・化学物質の侵害(排気ガス・食品添加物・防腐剤・着色料など)、それらがディポジットを生じさせる原因となります。またストレスなどの精神的問題、年齢、病名のついた病気などはディポジット形成に影響を与える因子になります。
足のツボを押されて
「アナタアタマワルイネ!あと胃ね、腰、セナカ、腎臓、子宮・・・」
とチャイニーズの足ツボ屋さんに言われたことのある私。
「えぇ~っ!!」とビックリして、あとで頭ってどこ
と聞いたら、脳から首の部分を指して「ココワルイね」と言われました。頭って言われたからビックリしたんです(笑)ジョークにしてはシビアだわと思って
たとえばこれは、私の後頚部のひどいコリと頚椎捻挫によくまちがえられる私のクビの痛みの、足の反射区に滞りがみられた、ということになります。
顔でいえば、不調を感じる部位のディポジットが1番大きいこともそうでないこともあります。しかし原因は1番大きく育ったディポジットなのです。
フェイシャルリフレクソロジーではそういう考え方をします。
ディポジット、イコール悪い部分、でないことをご理解いただくのがなかなか難しい今日この頃です。。。