うちには猫が2匹います。
ひとつは白黒のメス。5歳。さくらちゃん(仮名)
もうひとつはキジ白のオス。3歳。さすけくん(仮名)
さくらちゃんの方は新聞の「譲ります」コーナーで出会って家族になりました。
さすけくんの方は…保健所から、捨てられたり迷子になった犬猫を救い出す
ボランティア団体様から譲っていただきました。
初めて譲渡会に行った時、たくさんの子猫、傷ついた大人猫が
自分を売り込むように鳴いたり、諦めたように丸くなっている姿を見て
苦しくなりました。
この子たちはまだいい―
この子たちの向こう側に、助けられずにガス室へ送られた子たちがまだまだ沢山いるのだ、と
考えただけで、泣かずにはいられませんでした。
Facebookで私がフォローしている方々には、そういった猫や犬をもらいうけた人がたくさんいます。
毎日毎日フィードには「もうすぐ命の期限がきます」という犬や猫の写真がアップされます。
どの子も冷たい檻の中で怖くて怖くてたまらないような表情をしています。
本当に本当に、悲しくなります。
私は悔しいですが、その方達のような活動はとてもできません。
でも、そんな動物たちが少しでも減るようにといつもいつも思っています。
最近なにやら猫ブームだそうで。
どんどん興味を持って猫を家族にしてくださる人が増えるのは嬉しいことです。
でも、飼い方を間違えないでほしい。
出来た子猫を、子犬を、捨てればいいとは思わないで下さい。
縁あって一瞬でも家族になった子たちに、どうか新しい家族をあたえてあげてください。
増えると困るのなら去勢手術をして、ただ殺される為だけに生まれる命をつくらないでください。
一度家族にしたのなら、病気になったり怪我をしたり、ちょっと飼うのが大変になったからと
そんなくだらない理由で捨てないでください。
我が子と同じように、最後の最期まで責任をもってお世話してあげてください。
そして。
高いお金を出して買ってくるのももちろん間違いではないです。
同じ命なのですから。
でも、もし意味もなく殺されていく命があることを憂う気持ちがあるのなら、
是非、冷たい壁の中でおびえている可愛そうな子たちを家族に迎えてあげてください。
「殺処分」が「0」になる日が一日も早く来ますように…。