ドタバタしていて、読了本があったのを失念していました😅
西條奈加/ごんたくれ

江戸時代の京都文化華やかなりし頃が舞台です。
四条派とか丸山派とか歴史で覚えたなぁ~☺
円山応挙とか池大雅とか実名で出てくる一方、
主人公二人は実在の絵師の名前をもじっているので、
誰なのか分からず、珍しく調べてしまいました。
実在の話をベースにした小説について、あえて調べることはあまりなく、
今回はそれだけ作中の人物に興味を抱かせる魅力があったということかもしれません。
内容は、京都絵師の葛藤と作品への想いを人生の流れと共に描いたもので、
普段、この作者さんが書く推理の要素などはないのですが、
心情がたくさん描かれていて、飽きずに読めました。
この方の時代物は好きなので、堪能させてもらいました
