昨日読み終えた本です。久々にこの作者さんの本を読んだような…😁
二階堂黎人/クロノ·モザイク

普段はゴリゴリの本格ミステリを書く方なので、
それを期待して読んだら、タイムスリップとミステリを合体させようとした
挑戦的な作品でした。
主人公が、未来の殺人を回避するためにタイムスリップを
繰り返しつつ、奔走するお話なのですが、未知の生物が出てきて
話をかきまぜたり、ヒロインが誰なのかなかなか分からないお話の構成に、
彼の作風慣している私は戸惑うばかり…😅
確かにタイムスリップも含め、現実にはあり得ない超人的能力や設定を
ミステリと融合させる作風の方にも好きな作者さんはいるのですが、
こちらの作品はストーリーがなかなか把握しにくくて
何回も前に戻って確認したりしました。
他の作品の探偵役のキャラクターが突然絡んでくるのも
あまり意味がなかった気がしますし😱
ミステリ作家は、前と同じ手を使えないなか、
常に新しいことを発信しなければいけない大変さが
あると思うので、色んなチャレンジは歓迎なのですが、
個人的には普段の重厚なミステリが好みかな~と思いました。
シリーズものの新作も出ているようなので、
今度はそちらを読んでみようと思います😋