
結末がほっこりする本は
楽しく読めて良いです。
加納朋子/トオリヌケキンシ
ちょっと周りには分かりにくい
症状とか困難を持つ 主人公が
周りの人との関わりで前向きに
なっていく短編集です。
相貌失認とか半側空間無視とか
共感覚とか、聞いたことのない言葉が
たくさん出てきますが、
それよりも、周りの人の言動により
困難を自然に乗り越えられるまでの
プロセスが丁寧に描かれていて、
かつ作者のマイノリティに対する視線が
優しいので、ファンタジーみたいな設定でも
すんなり納得しちゃいます。
恋愛や友情に発展する話もあって
ニヤニヤしながら読みました。
とても面白かったです
