
今回読んだ本は、後半になるほど
ぐいぐい引き込まれました。
本多孝好/魔術師の視点
女性のビデオジャーナリストが、
過去に報じたスキャンダルの当事者である
元「超能力少女」に突然
家においてほしいと頼まれ、
少女の現在置かれた状況を
調べるうちに、友人の不可解な死や
事件に巻き込まれていく話です。
最初は主人公と少女の腹の探り合いが
あったり、過去の事情の説明がメインで
あまりのめり込めなかったのですが、
実はあの件には裏があって、
というどんでん返しの連続となる
後半部分では、途中で中断したくないと
思いながら一気に読んでしまいました。
本当の真相は最後の20ページ位に
ならないと分からないのですが、
予想を超えた内容でしたし、
その真相を知った主人公が
選択した今後の生き方も
含みがあって面白いです。
この作者さんは寡作なので
また次の本が読めるには
時間がかかりそうなのが残念…。
次回作も楽しみです
