
時代モノが続く通勤時間です。
狙ってはいないんですけどね。
あさのあつこ/もう一枝あれかし
この方の本は時代モノが好きで
見つけるととりあえず読んでいます。
こちらは、ある架空の藩でおこる
様々な事件をまとめた連作です。
どの話も、こんなに
命をかけなきゃいけない事情が
出てくるのか、という位
忠義や恋愛、正義のために
自ら死に飛び込んでいきます。
でも、タイトルにもなっている
最後の話だけは、夫の死の直後に
主人公に息子が生まれます。
そうして、死に急ぐ男性たちとは
違う強さを見せる女性たちに
希望が描かれるのです。
それぞれの話というより、
全体の構成とタイトルの意味が
分かった時に、膝を打った本でした
