津波被災地のボランティア
野口です。
震災から10日後の日曜日、家族に了解を得て、千葉県旭市で募集していたボランティアに参加してきました。
旭市は、宮城県や福島県と比較してしまうと被害は小さかったのですが、大津波に襲われ、死者や行方不明者が出ています。(ボランティア当日になっても、まだ3名の方の行方が分かっていませんでした。)
今回のボランティア参加は一人ではありません。友人が車を出してくれて、それに相乗りし、三人で参加しました。
花粉症が辛い時期で、かつ左手人差し指が「土いじり禁止」の状態でしたので、被災地に手伝いに行けるのは四月に入ってからと半分諦めていたところ、友人が「旭市に行く」という話を聞き、直接電話して打ち合わせし、調整に一日使い、そして日曜日に一日ボランティア(※)として参加してきました。
※月曜日が雨予報でしたので、今回は日帰りです。
他の被災地よりも一歩先に復興に向けて歩き出した旭市。
倒壊した家屋の片付けや、砂の掻き出しなどが主な作業になります(運営などは地元の方や専門の方があたってました)。そして、文字通りのマンパワーが必要な時期が続きます。
余震が続く間は、ボランティアの人間も再び津波に遭遇するリスクがゼロではありません。もちろん、私もそれを承知の上で、ボランティアに参加しました。
ですので、無理は言いませんが、もし余力を使ってみてもいいかなと思われる方は、テレビに映る派手な部分だけでなく、もっと身近に個人を、一般の人の力を求めているところが沢山あります。
例えば、節電時の時間の使い方の選択肢として、ボランティア参加を一つ加えてみてはいかがでしょうか?
写真は、津波に壊された柵や、敷き詰められていたブロックが散乱しているところです。一般家屋については、倉庫類も含めて非公開とさせて下さい。
ボランティア参加については、飛び込みで参加するよりも、まずは問い合わせてみたり情報収集をしてから参加するようにして下さい。
道路が修理され、ガソリン不足の問題が解決すれば、我々普通の人が活躍できる場所が、ドンドン増えていきます。小さい力を、一人一人が持ち寄って、細く長く被災地をサポートしていきましょう。