- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 06
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- 株式会社レントラックジャパン
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX #06。
外部との繋がりのない電脳閉核症のセンターから国家機密をハッキングされた事件と
夜中に突然目が覚めたタチコマのお散歩。
No11 亜成虫の森で
「団長」とよばれる耳と目を閉じた少年、葵が電脳閉核症のセンターから消えた。
トグサは彼の似顔絵を書いたが、それは笑い男の象徴である笑顔のマークだった。
「左利きのキャッチャーミットねぇ。
それは存在しそうで実際には存在しないネット隠語だよ。」
No12 タチコマの家出 映画監督の夢
バトーに天然オイルを貰っているタチコマが、ある夜、一機だけ目覚めた。
目が覚めたタチコマは市街にお散歩に出かける。
そこで、ある映画監督の電脳を手に入れるのだが ・・・。
「どんな娯楽も基本的には一過性のものだし、またそうあるべきだわ。」
「始まりも終わりもなく、観客を魅了したまま手離そうとしない映画なんてものは、
それがどんなに素晴らしくても、害になるだけだわ。」
「ここの観客の中には、現実に戻った途端、不幸が待ち受けている者がいる。
あんたにその責任を負えるのかね。」
「負えないわ。」
「でも、夢は現実の中で戦ってこそ意味がある。」
「他人の夢に自分を投影しているだけでは、死んだも同じだわ。」
「リアリストだな。」
「現実逃避をロマンチストと呼ぶならね。」
「今度二人で映画でも見に行くか。」
「ありがとう。でも本当に見たい映画は1人で見に行くことにしてるから。」
「じゃ、それほど見たくない映画は?」
「見ないわ。」