今日から春期講習会が始まりました。


近くの塾はほとんどがお休みです。

理由は…

人数が集まらないからです。


採算が取れないから春期講習をしないのです。


放射能によって多くの子供たちは避難していきました。


ガソリンがないために車で送り迎えをしてもらっていた子どもたちは来たくても来れなくなりました。


震災でご両親が職を失い、もしくは自宅待機を言い渡され金銭面で通えなくなってしまった人もいます。


地震の被害で家屋の倒壊、電化製品の損壊で金銭面の不安から来れなくなった子もいます。


私の塾も…

春期講習会をやっているとは言っても今までの5分の1の人数です。

ほとんど個別指導のような人数で授業をしています。


採算は取れるはずもありません。


でも学校にも行けない子供たちは、

学校で被災した子どもたちは教室に教材や筆記用具を残したまま。


つまり自宅学習をするための教材すらない。

図書館も本屋さんも開いていない。

ゲームセンターも映画館も。

駅ビルは半壊で中に入ることさえできません。


子供たちは壁が崩れ、ガラスが割れ、

荒れ果てた自宅で待機するしかないのです。


私は子供たちの気持ちが少しでも晴れるなら…


そう思って少人数でも出来るだけたくさんのスタッフを動員しました。

一人でも多くの子供たちが心の内をたくさん話せるように。


子供たちは久しぶりの勉強に生き生きとしていました。

スタッフたちも久しぶりの授業に生き生きしていました。


私も…

仕事ができる幸せを実感しています。


少しでも普通の、

少しでも今までの、

少しでも日常の、

そんな毎日を感じられただけで幸せです。


仕事ができることがこんなに幸せだなんて。


でも正直今のままの状況が続いたら…

きっと新たな選択を迫られる時が来ると思います。


その時まで。

がむしゃらに頑張っていきたいと思います。


だって、昨日もたくさんの温かい気持ちをもらって背中を押してもらったから。


今日も東京から温かい気持ちをもらった。

遠く大阪のお友達は毎日メールをくれる。


みんなが応援してくれているから、

もうちょっと踏ん張る!


お友達がくれた手紙。


りの口で笑顔♪-110324_2246~10.jpg
心強い!

ありがとう♪


福島は本当に素敵なところです。

必ず元に戻ってほしい。


そしていつか

「あの時は手ごわかったね☆」

って笑ってやるんだ!


ね、ゆっしゃさん!


共に生きよう!

踏ん張って生きていこうね!