コーヒーは、冷めていようが、埃が浮いていようが
「火野の机の上のものは下げるな!
」と
松坂さんの一声が響いてから
ひと月程経過した頃、
午後から外出してた火野さんが夕方帰ってきた時に事件は起きた。
「おい!残ってたコーヒーが空なんだけど、誰か飲んだか![]()
」と火野さん。
確か、火野さんが出かけた後で、パソコン確認しに行った時には、また飲み残してある
って机の上のコーヒーカップを見たんだよな![]()
「知りませんよ!ご自分で召し上がったんじゃないんですか?
」と松坂さん。
「いや、確かに残ってたはず…
」と火野さん。
うん、確かに入ってた!
「誰か外にでも捨てたのかしら?」
「いや、それはないでしょ!」
「誰か飲んだのかしら?」
「それはないよ〜
」
うん、それはない!!埃浮いてたしね![]()
言えないけど、さすがに飲み残しだしね。
すると、外から買い物に行っていた矢口さんが帰ってきた。
「なんの騒ぎ?」
「俺の飲み残しのコーヒーがないんだよ。帰ってきて飲もうとしたら、空のコーヒーカップのみ机の上にあるんだよ。おかしくないか?
」
「わたし、飲んだよ
」と矢口さん
全員フリーズよ![]()
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焦る火野さん![]()
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「なんでお前が飲むんだよ!?」
「だって、喉が渇いたんだもん!!
」
火野さんもドン引いてるよ![]()
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うわぁ~、怖い![]()
女って、怖い![]()
でも汚ねぇ〜![]()
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