パソコンサポートの一環として、無線LANの設定をご依頼されるケースも多々あります。
サポートのプロである自分が、設定代行する際に気をつけていることを書きます。
(1)セキュリティの強さ
某量販店でサポートを依頼して、某派遣会社から設定スタッフが訪問した際など、いまだに「WEP」などの古い暗号方式でセッティングしているケースがあります。いまやザル同然の技術です。画一的なマニュアル対応でそうなっているのか、それとも「全ての無線機器に対応できるように(お客様からのクレーム回避?)」という事が優先されるのか…?
自分の場合ですと、
まずご自宅にあるデジタル製品で、無線LANで使用したい機器をお客様から全て教えて頂き、それらの対応暗号方式を確認した上で、もっとも強い暗号方式にします。WPA-PSK(AES)あたりなら、WEPより圧倒的にリスクを減らすことが出来ますし、ほとんどの現行機器に対応しています。
(2)独自接続方式はなるべく避ける
「ワンタッチ設定(WPS)」などをウリにしている無線機器も多いです。たしかに設定が簡単で済むという利点はありますが、問題もいくつかあります。(実際、それでつまづいてご依頼される方も多いんですね)
・その方式に対応していない機器は繋げる事が出来ない(難易度が高くなる)
・パソコンに接続専用ソフトを導入しなければならない(動作が重くなる)
こういったデメリットを避ける為、できるだけ特定メーカーだけが推奨する特殊なソフトや設定方法は避け、普遍的でお客様が後で容易に対応できるよう「基本」を重視した設定にしています。
(3)きちんとお客様に説明する
とにかく数をこなすために、黙って自社マニュアル通りセッティングして退出、という業者が多いようです。自分の場合ですと、「こういう理由でこのように設定しました」「新たな機器を登録する場合はこのパスワードが必要になります」「お部屋のこのあたりは電波が届きにくいようです」など、自分が知りうる、その後お客様が困らないだけの情報を口頭や書面でお伝えするようにしています。
それでお客様が以後の作業や問題解決をご自身で出来るようになれば、それはそれで素晴らしい、という考え方です。
リピーターになってもらえなくなるんじゃない?なんて同業者に言われた事もありますが、本当にお客様と長く付き合いたいのなら、とにかく献身的に誠意を以ってサービスに努め、顧客満足度を上げる事が重要です。
わざと欠陥を残して依存させよう、なんて考え方は、商売として以前に、人としても褒められた付き合い方ではありませんしね。
サポートのプロである自分が、設定代行する際に気をつけていることを書きます。
(1)セキュリティの強さ
某量販店でサポートを依頼して、某派遣会社から設定スタッフが訪問した際など、いまだに「WEP」などの古い暗号方式でセッティングしているケースがあります。いまやザル同然の技術です。画一的なマニュアル対応でそうなっているのか、それとも「全ての無線機器に対応できるように(お客様からのクレーム回避?)」という事が優先されるのか…?
自分の場合ですと、
まずご自宅にあるデジタル製品で、無線LANで使用したい機器をお客様から全て教えて頂き、それらの対応暗号方式を確認した上で、もっとも強い暗号方式にします。WPA-PSK(AES)あたりなら、WEPより圧倒的にリスクを減らすことが出来ますし、ほとんどの現行機器に対応しています。
(2)独自接続方式はなるべく避ける
「ワンタッチ設定(WPS)」などをウリにしている無線機器も多いです。たしかに設定が簡単で済むという利点はありますが、問題もいくつかあります。(実際、それでつまづいてご依頼される方も多いんですね)
・その方式に対応していない機器は繋げる事が出来ない(難易度が高くなる)
・パソコンに接続専用ソフトを導入しなければならない(動作が重くなる)
こういったデメリットを避ける為、できるだけ特定メーカーだけが推奨する特殊なソフトや設定方法は避け、普遍的でお客様が後で容易に対応できるよう「基本」を重視した設定にしています。
(3)きちんとお客様に説明する
とにかく数をこなすために、黙って自社マニュアル通りセッティングして退出、という業者が多いようです。自分の場合ですと、「こういう理由でこのように設定しました」「新たな機器を登録する場合はこのパスワードが必要になります」「お部屋のこのあたりは電波が届きにくいようです」など、自分が知りうる、その後お客様が困らないだけの情報を口頭や書面でお伝えするようにしています。
それでお客様が以後の作業や問題解決をご自身で出来るようになれば、それはそれで素晴らしい、という考え方です。
リピーターになってもらえなくなるんじゃない?なんて同業者に言われた事もありますが、本当にお客様と長く付き合いたいのなら、とにかく献身的に誠意を以ってサービスに努め、顧客満足度を上げる事が重要です。
わざと欠陥を残して依存させよう、なんて考え方は、商売として以前に、人としても褒められた付き合い方ではありませんしね。