7月13日付け記事「読書は根性でするもの」で、小学5年の頃に年間200冊も本を読んだことを書いたが、最も多く読んだのが夏休み。
小学校時代を懐古するたびに、小学生の夏休みほど、読書に集中できる機会はなかなかないと感じる。
小学5年の夏は中学受験を一ミリも考えておらず時間的に余裕があったので、夏休みに入る前に、50冊読むという目標を立てた。
私が小学生だった30数年前は、都会に住んでいたとはいえ、最寄り駅周辺には小さな書店が2-3個あるうえに、読むと決めた本がひとつの書店に置いてあるかないかという状況だったので、本をかき集めるのが大変だった。
母があちこちの書店を渡り歩いては、在庫状況を問い合わせたり注文予約するなどしてくれた。
なお、図書館は利用していない。
図書館は最寄り駅近くにもあったが、浮浪者の溜まり場と化していたので、使う気になれなかった。
夏休みに入った頃ははりきって本を読んでいたものの、同時並行で一輪車の講習に参加したり、学校の宿題(読書感想文、自由研究)に取り組んでいたので、本を読む時間がなかなか確保できず、結局は30冊読んだところで、夏休みが終わってしまった。
どれも分厚い本ばかりだったので、ひとつひとつの文を吟味するのに必死だった記憶がある。
夏休み明けの日記で「50冊読むという目標を立てたのに、30冊しか読めなかった」と書いたら、担任の先生からは大変驚かれた。
その後、学級だよりには「夏休み中に30冊も本を読んだ人がいます」ということを書かれ、クラス中で大騒ぎになったので、名乗りを上げたら一部の同級生から賞賛をもらった。(学級だよりが配られた瞬間、どよめきが上がり、一部の同級生が「え~!そんなに本を読んだの~」「すごーい」等と騒いでいた記憶もある...)
良い思い出があまりない小学校生活において、本をたくさん読んで褒められたことだけは唯一の良い思い出となっている。
以上、小学5年の夏休みに多く本を読んだことを書いたが、小学生が読書に集中できるのは夏休みしかないことは、昔も今も変わらないのではと思う。
読書に集中すると確かに目が疲れるが、ストップウオッチやタイマーを使うなりして、20分経ったら休憩するなどルールを決めて読書するのが良い。毎日、1回あたり20分の読書を3回ずつ行えば、1日1時間は本を読んだ計算になる。
また、1時間も本を読めば、かなりのページ数が稼げる。
読書といえば、語彙力や読解力がアップすることが強調されがちだが、様々な価値観に触れることで世界が広がる。
小学生であっても、難読漢字が読めるようになることで、ワンランク上の本を読んでみたいという気持ちが出てくるかもしれない。
場合によっては何かに挑戦しようとする気持ちを読書が後押ししてくれることもあるかもしれない。
ありきたりなことを言うようだが、読書は子どもの様々な可能性を引き出してくれるものなので、夏休みは読書に是非集中することをおすすめしたい。
