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ワンちゃんとご家族をつなぐ架け橋

わんコミュニケーター新田道子ですハート

 

 

今日はちょっと私のことを書きたいと思います。

 

このブログは、トレーナーになるまでの過程を書くことがスタートでした。

当初、「なんでドッグトレーナーになろうと思ったのか追々書いていきます。」

と書いたのですが、ここまで延び延びにあせる

 

ということで、コアな部分を書いていきますので、長文おつきあいください(〃∇〃)

 

 

「ドッグトレーナーなのに犬飼ってないんですか?」

私がトレーナーと名乗ってから何度となく言われた言葉です。

なぜ私が現在犬の居ない生活を選択している状況なのか?

 

 

私の家は祖父母、両親、姉、弟の7人家族でした。

私と姉とは母が違い、姉のお母さんは男の子を出産する際に亡くなり、父は母と再婚しました。

そんな状況だったので、私は跡取りとして男の子で生まれる必要がありました。(と思っていた)

 

なのに女の子で生まれてしまった!

母を助けようと思って生まれてきたはずなのに!なんて無力なんだろう、なんて役立たずなんだろうと、罪悪感でいっぱいでした。

 

その後弟が生まれ、私は罪悪感とともに不要な人間だという信念も加わりました。

この自分で刷り込んだ信念は、人とのコミュニケーションが苦手という現実を創りだしてきたのです。

 

自分に自信が無いので無意識に見えない壁を作り、人と距離を置いていました。

その上話すことが苦手、気持ちを言葉にすることも苦手でした。

 

私はコミュニケーション手段として、それを補うように、人の表情やしぐさ雰囲気から感情や想いを読み取っていたようです。

 

 

子供の頃の夢は 警察犬の訓練士 獣医さん トリマー

 

 

小学校5年生か6年生のころ、ご近所に仔犬がたくさん生まれたと聞いて近所の子供たちで見に行きました。

私は黒毛で、胸の部分と足の先の方だけ白い元気な子に一目ぼれ!そのままうちに連れて帰りました。


 

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今まで家で飼ったことがあるのは文鳥と金魚とめだか。

犬を飼うのは初めてでした。

私以外そんなに動物好きな家族ではなく、むしろ母と姉は犬が怖い人でした。

それでも奇跡的に飼えることになり!夢のようでした!

 

つけた名前はトミー。当時大好きだったドラマ噂の刑事トミーとマツから取りました。

毎日ご飯をあげ、お散歩にとかいがいしくお世話をして、遊びに行く時はいつも一緒に連れて行きました。

冬に風邪をひいた時には薬をオブラートに包み飲ませた記憶があります。

 

トミーは何の遠慮も無くつきあえる私の相棒でした。

私を見つめる無邪気な顔、一生懸命お手やマテを教え、通じた時のうれしい気持ち

 

 

実はこの通じてうれしいという気持ちが、私がトレーナーであることの原点なのです。

 

 

そんな日々を過ごし、やがて中学生に。

私はソフトボール部に入部し、毎日練習でうす暗くなるころに家に帰ります。

いつしかお散歩の時間が無くなって行きました。

 

そして、トミーは人が通れば吠える、要求があれば吠える犬になっていました。

ご近所の迷惑になるからと、父は新聞紙を丸め吠えたら叩くというしつけ(?)の方法を取るようになりました。

 

こうしてどんどんトミーは“困った犬”になって行き、

「ちゃんと世話しないと保健所に連れて行っちゃうよ!」

と母から言われるようになりました。

 

それでも私の興味は新しい学校生活に移っていたので、お散歩に多くの時間を取ることはありませんでした。

 

ある日、学校から帰るとトミーはいませんでした。

「保健所に連れて行ったよ。」と母。

私は少しの寂しさを感じましたが、それよりもホッとした事を覚えています。

 

子供だった私は、保健所では数頭の犬が屋外の広い柵の中で飼われていると思っていたので、

トミーもそこで飼われる事になったという感覚でした。

 

知らないと言う事の怖さをこれを書きながらも切に感じています。

 

 

それ以後、私は自分が動物を飼う資格はないと、トミーへの懺悔の気持ちとともに動物好きを封印します。

小学校の文集で書いていた夢はもうどこにも出てくることはありませんでした。

 

封印はずっと続きます。

 

何の目標もなくなっていたので、大学に行く意欲ももちろん無く、

就職しやすいという理由で商業高校を選び、事務職に就職しました。

 

この道は、私にとって決して悪いものでもなく、職場結婚し一姫二太郎を授かりました。

 

 

 

娘が一歳の時、持ち家を購入しました。

たまたまかかって来たマンションセールスの電話に、ほぼ衝動買いでした。

 

当時は封印もさることながら、仕事も忙しく、子育との両立に懸命だったこともあり、将来動物を迎え入れる可能性を考える余地はありませんでした…

 

 

 

プロフィール②に続きます