今年もあと数時間でowari
皆さんはどこで、だれと新しい年を迎えますか
この10日間新しい患者さんと出会いました
奥さんお誕生日を家族で一緒に祝いたい。3日間の予定で一時退院の許可をもらえた患者さん。家に入るなり、もう病院には戻らないと宣言し家族を慌てさせました。
退院を求められたが抗がん剤の治療を続けたい。この体では自宅療養はできない。かといって転院したり施設に入ると治療をあきらめなければならない。ふわりに入居され通院で抗がん剤治療を続ける方。
家族に会えない時間に耐えられないと療養型の病院からふわりに移ってこられた方。
病院にいても病気は治らないのなら、家で最期を迎えたいと自宅にもどられた方
通院がつらくなってきた。でもこのまま自宅にいたいからと訪問診療の依頼をくださった方。
奥様と二人暮らしで、奥様も体調が良好ではなくふわりに入居していた方は、息子さんが長期休暇を取れたからと自宅に戻られました。
「本当は退院してまっすぐ家に連れてきたかった。でも私にはできなかった」「この子が来てくれて、お父さんも帰ってきてくれてうれしい」
(写真はお父さんが帰ってきて喜んだのもつかの間見知らぬ我々に戸惑うTUKIちゃん)

みんな元の暮らしに戻りたいんですよね
それがかなわないとわかっても家に帰りたい、家族と暮らしたいのです

今日12月31日午後1時ガン末期の患者さんからの往診依頼。「妻が倒れて動けない」
この患者さんは足を動かせず、寝たきり。意識ははっきりしており、認知機能も保たれています。
介護する奥さんは脳梗塞の後遺症がある。
親類はみな遠くにおり、二人だけの暮らし。
その奥さんが転倒して歩くこともできない。
奥様を救急搬送し、ご主人の入院を依頼するのが王道。
でもこの方は、ガンを患いながらもずっと奥様を支えてきた方で、「どうせ良くはならない。少しでも妻のそばにいてあげたい」と退院してきた方。
残された時間を夫婦で過ごすためにふわり入居を提案すると
「そうしてください」
寝たきりの二人の引っ越しはそれは大変!
休みのスタッフも駆り出し、大騒ぎ!
それでも町内会の皆さんが手伝ってくれた。
これまでも買い物や雪かき、庭の手入れや果ては食事の準備までお手伝いされてきたとのこと。
素晴らしいコミュニティー!
仕事を収めたフロンティアさんもふわりに別途を搬入してくれた。
介護タクシーも引き受けてくれた
12月31日16時45分緊急入居完了!

今年最後の往診も(さすがにもうないっしょ)いつものようにドタバタでした。
皆様、よいお年をお迎えください。