〜2024.3.8追記あり。最後に記載しています。〜
縁切神社と言えば京都の安井金比羅宮が有名ですよね。
私も一度くぐりに行ったことがあります。
そんな縁切神社ですが、ここ足利に日本で一番ではないか??と言われる神社があります。
それが門田稲荷神社です。
最初にお伝えしますが、ここは興味本位でいく場所ではありません。
私自身、後にも先にもここ以上に人間の憎悪を感じた場所はないです。
というか行った人が全員そう思うと思います。
門田稲荷神社は下野国一社八幡宮の境内にあるお稲荷さんです。
〜門田稲荷神社〜
別名、縁切稲荷とも呼ばれ、榎木稲荷(東京)、伏見稲荷(京都)と並ぶ日本三大縁切稲荷のひとつです。男女間、病、薬、賭け事などから縁を切りたいと願う人達で参拝者が絶えません。
神社自体は日当たりのいい場所にあるので暗い感じもしないし、お隣にの敷地には民家が建っていたりします。
なにも知らずにいくとただの稲荷神社。
ですが、神社の左右に絵馬をかける場所があって、その絵馬がとにかく異質。
個人情報ダダ漏れの憎しみに溢れた絵馬ばかり。
写真に針が刺さっていたり、顔が塗りつぶされていたり、切られていたり…。
相手を呪う言葉を大量に書き連ねているものや、相手の具体的な氏名、会社名、学校名等を書き奈落の底に突き落とす内容等々。
その衝撃たるや。
いまの日本ではここまでの絵馬が掛けられているところはまずないと思います。
もし自分がその絵馬に名前を書かれていたとしたら…怖すぎるし、絶対に呪われと思います。
そして、無数の穴を開けた柄杓も絵馬と一緒にかけられています。
柄杓に開けた穴から悪縁が落ちていくという意味合いがあるそうです。
おどろおどろしい神社ですが、病気を治したいとか、今までの自分から変わりたいとか、家族を悪縁から守りたいという絵馬ももちろんあります。
人間関係の憎しみだけが縁切ではないので、様々な縁を切りたいと切に願う方が訪れる場所です。
ただ、ここの神社の怖いところは丑の刻参りが実際に行われていたこと。
藁人形ですね。
神社の裏手に木々が生えていてそこでおこなわれていたそうです。
縁を切るというよりも、呪いをかける要素の方が強いのかもしれません。
ということで、どんな場所なのか?と気になり裏手に行ってみました。
空気が一気に冷たくなりました。
寒気がしてきたので、すぐに退避。
ふだんなにも感じない私が空気が変わったと感じたのでよほどだと思います。
また暗い感じになってきましたが、神社の方はとても親切です。
とてもこんなおどろおどろしい感じの神社の方とは思えません。
と言ってもこちらの神社のメインは下野国一社八幡宮。
〜下野国一社八幡宮〜
天喜4年(1056)八幡太郎の名で有名な源義家が、陸奥の豪族・安倍頼時父子との戦い(前九年の役)に赴く途中、戦勝を祈願して山城の国(現京都府)の男山八幡宮を勧請し創建した。
御朱印や絵馬、お守りが欲しい場合の社務所は同じです。
ここで、門田稲荷神社のお参り方法をご説明します。
神社の方から教えていただきました。
・名前、住所(番地や部屋番号まで)を必ず伝える。
・お願いしたい内容はできるだけ詳細に伝える。
どのような問題でそれをどう解決してほしいのか。
・絵馬を書く場合、人間関係は自分のことを明かしたくない場合もあるので名前や住所を伏せてもいい。それ以外のことであれば基本的に名前や住所は書いた方がいいです。
そして、この神社は叶うよ。と仰っていました。
余談ですが、お稲荷さんと言えば油揚げ。
油揚げを置いている人もいましたが油揚げに包まれたお寿司?のようなものをお供えしている方がいました。
そのお寿司がどうなったか??
神社で飼っているとおぼしき毛並みの良い猫ちゃんの餌食になりかけていました。
八幡宮の前でも見かけた、人懐っこそうな猫です。
お賽銭箱の上に登り、狙いを定めていました(笑)
おそらく常習犯と思われます。
怖い神社ではありますが、そんなほのぼのした一面も持ち合わせています。
ほんとうに困っているという方が行くべき神社です。
御朱印はこちら。
味のあるスタンプで作成してくれます。
〜追記2024.3.8〜
実は昨年秋に門田稲荷神社ので絵馬を書いてきました。その時に、教えていただいた事をお伝えします。
絵馬の書き方
絵馬の右側からできるだけ詳細に叶えて欲しい事を書きます。次に住所、名前の順です。
願い事を見られたくない方用に、願い事を隠す為の絵馬があります。内容を読まれたくない、写真に撮られたくないという方は購入する方が無難です。
参拝時に行うこと
絵馬を賽銭箱の前あたりに付けられたシルバーのラックのような物に置きます。
そして、ここからは以前の内容通りにお参りしてください。
お参りが終わりましたら絵馬を飾ります。その時におすすめの場所がありますが、それはここでは伏せさせていただきます。
実は、この絵馬の説明は偶然教えていただいた事で、いつもは説明をしていないそうです。というわけで、もし気になる方は神社の方に聞いてみてください。
絵馬は6ヶ月間飾られるそうです。