母の通院の付き添いで

 

「予約時間は11時だよね」

「違う  行った順番」

「そうだろうけど予約した時間は11時でしょ」

「あぁまぁそうね」

 

どうしたって否定したいらしい

 

昔からそうだ

母の口から出る最初の言葉は

違う

そうじゃない

でも

だって

この4つの言葉に決まっている

 

否定と言い訳は

気力も体力も

その他の色んなものも私から奪ってゆく

 

お母さんは変わることがないよって言葉に

今まで変わらなかったんだからわかってる

って答えながら

いつだって心は泣いている

 

夢見てた

何時かはきっと

愛情を

向けられる日が

来ると思った