数年前

親族でサクランボ狩りに行った

 

叔父がサクランボの木を購入し

お世話は農家さんにお任せして

毎年サクランボ狩り旅行に行っているのを

いいなぁと思っていたので

連れて行ってくれることに感謝して

 

マイクロバスに乗って

集団行動が苦手な父や

行きたくない親族はお留守番

 

初めて木に実っているサクランボを見て

なんて綺麗なんだろうと思った

 

ハウス内で木漏れ日を浴びて

赤く輝く宝石みたいなさくらんぼ

 

25歳のサクランボの木

「この木になってるのは全部食べていいぞ」って言葉に

喜んで張り切って食べ始めたけれど

1人2人と離脱する

 

こういうときでも

伯母と母はいつもの伯母と母で

バックからビニール袋をこっそり出して

ここにサクランボを入れてと言う

 

「こそこそしなくても

食べきれないのは送ってもらうんだから

ビニール袋は必要ないでしょ」

 

それでも納得してくれなくて

言われるままにしたけれど

結果叔父に怒られた

 

楽しい時間と

赤い宝石みたいなさくらんぼ

旅行費用や運転のお礼は

酔っ払いの相手をすること

 

帰り道

叔父に感謝を伝えたら

姪に絡み過ぎて反省したのか

お土産と1万円で払ったおつりをくれて

 

今年も叔父は旅行に行って

サクランボを送ってくれた

 

甘いさくらんぼを食べながら

楽しかった時間を思い出している