引き出しの片づけをしていたら

弟が小さなころにくれた

誕生日のプレゼントを見つけた

 

特上寿司券

オカメインコ券

 

笑っちゃうほど昔のことだけれど

大切にしまっておくほど嬉しかったのは憶えている

 

8歳違いの私に

定番の肩たたき券やお手伝い券は違うし

何にしようかな

弟は一生懸命考えたんだろう

 

当時はアパート暮らしで

ワンコもニャンコも飼えなかったから

オカメインコの可愛さに憧れていたし

特上寿司なんて食べた事もなかった

 

今はすっかり貫禄が付いたお腹の弟だけれど

今度帰ってきたら好物でも並べよう

 

北斗の拳のノートの切れ端に書かれた

色の変わったそれを見て

嬉しさを再び感じている