震災のあとに繋がった

こうじさんと

こうじさんの元家族との話。





震災のあと

こうじさん、元奥さん、子ども2人

の関係が繋がってから

盆や正月に

みんなで集まって

焼肉や鍋のパーティをしたり

こうじさんが大好きな

朝市とお祭りの屋台を足したような

賑やかで屋外でお酒も飲める所(仮名:午後の市)で

みんなでお酒などを

楽しんだりしていました。






この時お金を出すのは

いつも、こうじさんだけ。







部屋の中で食事をする時は

お肉であっても

お刺身であっても

お酒であっても

絶対に妥協しないで買う

こうじさん。





外食する時は

それ相応の飲食店に連れていって。






こういった集まりのあとはいつも


「みんな

美味しさもわからないまま

ただただ食べてさぁ。


刺身も肉も酒も

なにひとつ残らないんだよ?


ひっでー奴ら」


って、いつも愚痴ってた。






こういう話をされるたび



子どもたちのためにお金を出すのは分かるけど

元奥さんも一緒に飲食してるのは

おかしいんじゃない?


同じ空間にいるの

おかしいんじゃない?


なんで

同じテーブルで食べてるの?


元奥さんは働いているのに

なんで一銭も出さないの?


私たちなら絶対

買ってきてくれた人に感謝しながら

ほどほどに食べるのに

なんでみんな

こうじさんに遠慮して食べよう

ってしないの?


この関係って

なんか、おかしいんじゃないの??


   特に元奥さん・・・




っては思ってたけど

こうじさんの生き方に

口を出すのはおかしいじゃない?





それにその当時は

付き合ってる訳じゃなかったから

こんな汚い感情

言葉にできる訳ないじゃん。





だから

心に秘めていたよ。





・・・。





とかって

あっさり書いているけど

心の中は

ドロドロとした

どす黒いマグマでしたけどねぇ。







私の知らない顔を

元奥さんに見せてる事、とか

元、なのに

こうじさんの事を

深夜まで一人占めできる事とか

本当にイヤだったし

そんな感情を抱く自分が

本当に嫌いだったよ。






そんな生き方を

そばでずっと見ていたんだけど

今思い出しても

納得できなくて

モヤモヤするイベントが起きました。






[続く]