注)読み終わるのに5分ほどかかります。時間のある時に読んでほしいです。






離婚調停中の話です。

 






調停中は

裁判所で

別れるための内容をすり合わせる、って言うのかな?


私がほしいもの

相手がほしいもの


私がやってほしい事

相手がやってほしい事


手紙みたいな感じの調書を使って

そんな風にやりとりをして

お互い同意ができたら

離婚が成立するのですが

8月に行われた

2回目だったか3回目の協議中に

旦那が持ってきた調停調書には

こう書いてありました。





 
8月30日
 
午後2時~4時まで

家に入っていいが

それ以降は誰一人

二度と敷地に入らないでください。

そして残された物は

順に捨てていきます。


 


 
という事で

私たち3人
 
今まで生活していた旦那の実家

.  = 娘の生まれ育った家から

追い出されました。
 
 

 
 

 
そうはいっても、だよ?




 
 
私が入れなくなるのは当然なんだけど
 
子ども達の事は

いつでも受け入れてくれると思っていたから
 
あやぽんぽんと、はなぽんぽんも

家から追い出されるの?!って
 
ものすごく驚いたよ。







私たち夫婦の離婚が成立しても

あやぽんぽん、はなぽんぽんの生家、実家

だから

あの家に行って

自分の物を眺めて楽しんだりするのは

できると思っていたし

なんなら『たまにはおいで』なんて

呼ばれるかな、とか思っていたよ。

(行くかどうかは別としてね)






離婚したとしても

父親は父親だし


義母も

娘からみたら

生まれた時から一緒に暮らしていた

ちゃんとしたおばあちゃんだし


色々とゴタゴタがあったとしても

2人のことは

迎え入れてくれると思っていたの。






旦那は

自己中のすんごーいワガママで

こんな事言ったのかな?

とか思う所もあったんだけど

それを聞いた義母もさぁ

『子ども達は関係ないでしょ?

そんな事しちゃダメだよ』

って否定しなかったのかい・・・





あれだけずっと暮らしてたのに

あやぽんぽん、はなぽんぽんに対して

愛情とか無かったのかな?
 





あやぽんぽんは

『あの家や、おばあちゃんに

未練なんてないから

どうでもいい』

って言ってたけどさ、

そんなんでよかったのかなぁ・・・。




~・~・~・~・~・~



このあたりは

自分の力で離婚するために

こうじさんに

離婚の話もさることながら

調停の事とかも

全く話していなかったんだけど

子どもたちが見捨てられた事が

どうしても耐えられなくて

『メールでこういう内容がきたんだよ』って

ちょっとだけ内容を変えて話したら

ものすごい怒ってたよ。





『あなたと彼は

将来、他人になるかもしれないけど

子どもたちとは

縁が切れるわけじゃないんだから

そんなメールなんて無視しなさい』







そう何度も言われたけど

調書に書かれた事は

異議がないかぎりは

実行しなくてはならないので

『そだねぇ』

と華麗にスルーしました。
(耐えられなくて告白したわりには、アドバイスを完全無視とは・・・。苦笑)
 

ちなみに、今でも元旦那に対して信じられないって怒る時があるよ。
こうじさんにとって『お父さん』っていう存在は、子どもを守るのが当然だ!って思っているからだろうなぁ~、って思ってます。
みんながみんな、そんな大人じゃないのにね・・・

 

 
 
~・~・~・~・~・~



 
指定された2時間の活動の中には
 
おばあちゃんとの
 
最後のお別れの挨拶の時間も含まれていたから
 
実質1時間30分


DVから逃げるため

内緒で、かつ、バレないように

離れて生活するために

どうしても残して行かなければならなかった

約20年思い出の品大切な物

=⇒

アルバム洋服雑貨大好きな本

子どもたちがコレクションしてた物

欲しいかいらないかを素早く判断して

欲しいものを車に積まなくてははなりません。
 
 



現在住んでいる所と

旦那の家は

距離がかなりあって

2時間(実質1時間30分)では

往復できないので

私の運転するワゴン車1台分が

持ってこれる最大の量でした。





時間配分はどうするか、
 
持ってくる物は何にするか、
 
車の中に何をどのように詰め込むか、




何度も話し合いをしました。
 
 

 



~・~・~・~・~



8月30日は猛暑日で

ものすごく暑かったです。







私はすぐに熱中症になるタイプの人間だから

ここまで暑いと

家の中でしか作業ができなかったので

娘たちが

自分たちの物を選びつつ

何往復も車に運んでいき

まるでテトリスみたいに

すき間無く

車の中にしまっていました。





本来ならこんな事しなくったって

自分たちの家なんだもの

『ただいまー』って帰ってこれるのにね。




必死で作業している姿を見て

本当にかわいそうだなって思いました。






残していく物に

まだ未練はあったけど

これ以上積めないから

積み込みは諦めて

最後に

大好きだったおばあちゃん(義理の祖母)の所へ

行きました。
 




ベッドで寝ていたおばちゃんに


『ここにはもう来れなくなってしまいました。

これから先、何もできなくなっちゃうね。

本当にごめんなさい』


って話しかけたら





『おらの事はいいから

しあわせになって暮らしてや』





って優しく言われました。







ずっと泣くのを我慢してたんだけど

その言葉を聞いた時

涙が止まらなくなりました。






手を握らせて、って言ったおばあちゃんの手を

みんなで握りました。


『この手を離したくないなぁ。

離したら会えなくなるなぁ。

行かないでやぁ。

クーラーもあるから今夜はここに泊まってけやぁ』

などと言いながら

ずっとずっと握っていました。
 




でも

指定された時間をオーバーできないから

『ごめんね。ごめんね』

ってずっと謝って

その手をほどき

ボロボロ泣きながら帰りました。





もう、会えないんだね・・・






今でも思い出すと涙が出ます。



私たちをとても愛してくれた

大好きなおばあちゃん。



義理の母 (義理の祖父の妾) に

70年弱いじめられて

苦しんで

そんなおばあちゃんを

最期まで守っていって

恩返ししたかった。



めちゃくちゃ悔しいです。






ところで。


この時

おばあちゃんに

羊のぬいぐるみをプレゼントしたんです。




傾けると『めぇ〜』って鳴く

モフモフの羊なんだけどね、



『私たちがここにいた事を忘れないでね』



って意味を込めて。





おばあちゃんは目が見えないから

私たちの写真とか渡しても

見ることはできないけれど、


ふいに手をのばした時に

ぬいぐるみのふわふわな肌触りがあったり


倒れていたのを起こすと

『めー』って鳴いたりして


そんな時に

私たちの事を思い出してくれたらいいな、って。







でも、たぶん

おばあちゃんの部屋を掃除しに来た義理の母が

見つけてすぐに

捨てただろうなぁ・・・

(そうなるのは分かっていても、二度と会えなくされたのが悔しかったから、悪あがきして置いてきたのでした)




 

~・~・~・~・~・~



 
それにしても・・・ですよ?
 

 


 
義理の祖母

義理の父(この時はもう亡くなっていた)

義理の母と

そして私たち

全世帯が同居して生活していたから
 
義母は
 
毎日

孫のあやぽんぽん、はなぽんぽんの顔を見て

過ごしていたの。




 
 
息子がこんな事をしているって分かっていたんだから
 
それは違うよ、って
 
止めたらよかったのにね。
 




 
彼の暴走を止められなかったのなら
 
せめて8月30日の日に
 
『孫ちゃん、孫ちゃん。これからは会えなくなっちゃうね。悲しいね』
  
など言いにきたらよかったのに。




 
 
なんで田んぼに農作業しに行ったんだろ?
 
(ま、おかげでとても作業しやすかったけど。)
 




 
約20年一緒に暮らしていたのに
 
孫が全くかわいくなかったのかなぁ??




と、時々そんな風に思います。







良くても悪くても

生きている間に行った自分の行動は

やがて 全て

自分の所に戻ってくるそうです。




だからきっと彼女は

今頃

色んな人に否定されながら

生きているのでしょうね・・・。
 
 



~・~・~・~・~



とまぁ

いろいろありましたが (雑)

5回目の調停の時

お互いの妥協点をみつけだし

サインし

裁判官に誓約書を朗々と読まれ

(余談:これが1番ビックリしたよ)

離婚が成立しました。 






調停前のゴタゴタも

調停中のゴタゴタも

全く引きずらない

あまりにもあっさりとした

終わり方でした。





○' ‥  '○' ‥ '○ '‥  '  ○ ‥ '♡




私はずっと叶えたかった願いがありました。
 



 
それはこうじさんに

ちゃんと声にして

『好き』

って伝えることです。






恥ずかしい気持ちも

もちろんあったけど

なにより

離婚もしてないこの身で

『好き』とか言うのは

めちゃくちゃ失礼な行為だよな

って思ってて。






だから離婚が決まったら

その日のうちに会いに行って

『好き』を伝えよう、

そう決めていたんです。





離婚が成立した日

仕事帰りのこうじさんを捕まえて

無理矢理ドライブに連れていってもらいました。





ドライブ前に摂取した

大量のお酒の力を借りて

『今日離婚が成立しました』

という事は伝えられたんだけどね。





そこから先が・・・





恥ずかしすぎて・・・





言えなかった・・・(笑)



 

こうじさんも

私が言い淀んでいる姿を見ているのに

『はいはい。俺はちょー忙しいのぉ。じゃあ〜ねぇ〜。』

(極度のあまのじゃくこうじさんの本心→
言いたい事はなんとなく分かるけどそこから先は言っちゃダメだよ?
またタイミングがきたらチャレンジしてもいいし、案外俺が先に言うかもよ?)

と、車から追い出しましたし。

(顔はめちゃくちゃニヤけていましたけどね。)





なので今でも

何度かチャレンジしているのですが

恥ずかしいし

こうじさんも私以上に恥ずかしがり屋なので

お互いに

『好き』も『愛している』も

言えないまま

現在に至ります。 あはは!





まぁ、なんてピュアな私たち!(爆笑)





☆~・~・~・~・~・~・~・☆彡


↓大好きな幸川玲巳先生のブログより。













私も色々あったけど

ケリをつけよう、って誓って

動き始めたら

なんか

物事がサクサクって動いていったんです。


行動するのはめちゃくちゃ怖いです。


だから

『一秒でも早く!!』

っては言いません。


あなたのペースで

でも、確実に

幸せになれる道を選んで

走っていってください。


絶対、妥協しちゃダメだよ?




あなたが幸せになったら

私もめっちゃ嬉しいっ♡