本を読んで考えたこと | ベビーグッズ販売plume(プルーム)のブログ

ベビーグッズ販売plume(プルーム)のブログ

3児の母が自分の子のために考えた
「心地よく 使いやすく かわいらしい」
ベビーグッズを販売しています

今日の内容は重いです。苦手な方はスルーして下さいね。




最近ニュースに多い虐待問題。
明らかに身体的虐待を加えてそれを隠そうとする親、それで亡くなる子には本当に胸が痛みます。
5歳で6キロ!?
4歳で15キロの丸々すべすべな娘を見て、想像さえできない姿です。


でも虐待って「私はしていない」と自信を持って言えるのか・・・?
誰しもが気付かないうちに、子供に対してしてしまっていることもあるのではないかな?と思うこともあります。


子育てをしていると、それって『忍耐』だと感じることがいっぱい。
特に1日中子供と一緒、という方にとっては、自分のペースで何かをするっていう時間はほとんどないまま疲れきってしまうと思うのです。
子供を学童や保育園に預かってもらっている私自身、夕方~夜だけなのにクタクタになります。

短時間の間に山のようなことをこなします。
ごはんを作りながら子供たちの話を聞いたり宿題を見たり、食事の間に保育園のノートや学校のプリントに全て目を通して、お風呂だ歯磨きだ食器洗いだ・・・

食べている時以外に座ってる暇なんてありません。
とにかく子供たちをいかに乗せて、早く寝かせるところまで持っていけるか、と言うことに必死です。


+++++


私の場合、ごはんの準備があらかた整ってくる頃に、子供たちにテーブルを片付けるように言います。
(宿題や折り紙など、全てテーブルでやっているので・・・)
テーブルを拭いて、カウンターに出された食事を運んで並べるのは、子供たちの仕事です。

でもそれに対して、子供たちが全く協力的でないと、キレます。
子供たちのことを「お客さま」と呼んで、厭味ったらしく私がやります。


その行為、それは心理的虐待になるのかどうか。



ごはんの後、お風呂に入ります。
でも子供たちは遊びに夢中でなかなか入ろうとしません。
何度やさしく言っても聞かずに2~30分経ってしまうことも。
そこで特大の雷が落ちます。

そうやって怒鳴って従わせること、それは心理的虐待になるのかどうか。




もちろん、進んで動いてくれた時には大袈裟なくらいに褒めます。
子供たちは親に褒められるのが大好きだから、その為にどんどん私が喜ぶような行動をしてくれます。
そんな時は私も怒ることなく、本当に家の空気が明るくて軽くて。
気持ちに余裕が生まれるんですよね。


これは最初に書いた『忍耐』をする必要がないから。
子供たちが自分の意に大いに反した動きになった時、その時にいかに我慢してその行動を修正できるような言葉かけをしていけるか。
それって精神力を試されてる気がしませんか?

子育てって修行だな~と思わずにはいられません。



+++++



最近図書館でたまたま手に取った本。





『わすれないよ波の音』

表紙に惹かれて手に取ったら、それは虐待の連鎖とたたかった母子の物語でした。
読んでいて、あまりにリアルな描写に胸が痛くなったり、涙が出てきたり、自分の過去と重ね合わせてみたり、客観的な立場にいたり・・・

夢中で読みました。




自分の心に寄り添ってくれる人がいるだけで、自分のイライラを子供にぶつけず、子供に対して広い心を持てるのかも知れない。

(もちろんそれだけではなくて、自分の感情のパターンを客観的に見つめることも必要だとは思いますが。。。)



最近のニュースの流れの中にあまりにもタイムリーに偶然手に取った本。
私にも必要な内容だからと、神様がめぐり合わせたのかも知れません。
本当に色々なことを考えてしまいました。