1年3ヶ月に渡る抗がん剤治療
本当に辛かったのは、先生の説明があった通りで
最初の3ヶ月弱のEC療法のあの赤い点滴でした
何であんなに鮮やかな毒々しい赤色をつけたのかな
せめて薄ピンクとかだったらなぁ…
なんて事を思いつつ
1回目はとにかく体がびっくりしてました
2回目、3回目と回を重ねるごとに、体も慣れてきて乗り切り方のコツを掴んだけれど、正直なところ元気な細胞へのダメージも蓄積される感じもありました。
4回目の治療の頃には階段を上がると激しい息切れがあり、
途中休み休み階段を上がる様は、
まさに【毒を以て毒を制す】を体で体験した感じだったことは鮮明に覚えています。
まだ、コロナが出る前(2019年)だったので点滴に付き添ってくれたフィアンセのアラジンに言われた言葉で目が覚めました。
私
「赤い点滴怖いな…」
(一度も中止しようと思ったことはなかったので、弱音と言うより、唯一甘えられるアラジンに甘えてみたのでした)
アラジン
「この点滴を受けたいけれど、受けられない貧しい国の人は、この点滴にkissして感謝するよ」
「そして、治療したくても出来ずに命を落としてゆく国の人がたくさんいるんだ。」
グローバルな視点だなぁ…(心の声)
「優はラッキーなんだよ」
( ゚∀ ゚)ハッ!
視野を広げると私が選択した治療は受けられて当たり前じゃないんだな…
日本に生まれてきて、この時代に生まれてきたから治療できるんだよね…
周りを見渡すと私なんかより絶望の淵で大変な方もたくさんいらっしゃるのに
私は未熟者だわ( ⌯᷄ ·̫ ⌯᷅ก )
後日、隣の席の若い夫婦の会話が聞こえてきた…
「お前の明日は絶対に来るんだから、
先のことは考えないで、毎日明日のことだけ考えていればいいんだよ」
と淡々と点滴中の奥さんに話していた旦那さん
悪性度の最も高いグレード3(ステージとは異なります)のガンを宣告されてから、闇に入り込むと、そこから抜け出すことができず、ネガティブなことばかりを考えていたなぁ…
気持ちにおいて、闇(ネガティブ思考)を選択するのも、光(ポジティブ思考)を選択するのも自由
ずっと闇を味わって自分の心を痛めつけてたな
わかっていたんです。
先を考えると不安だからこそ💦ネガティブにしがみついちゃう。
闇にしがみついても苦しいだけで、再発や転移しないプロセスには1ミリも関係ない。
それより楽しい気分でいた方が免疫力も上がるし
心の健康が大切だね
これからは、自分の心が軽くなる光を見つけていこう。
こう決意したのでした
読んでくださりありがとうございました