抗がん剤治療で女性の心を痛める副作用が…
脱毛ですね
よく、テレビの再現シーンなどでも指の間にごっそりと抜け落ちる毛で愕然とする様子が、インパクト大で放送されたりしますし
乳がんの先輩は、髪が抜けるのが1番辛かったわ…とおっしゃっていましたし
(まずは皆様ウィッグや帽子のご用意をされると思います)
しかし…
私は変人です(一風変わった人と捉えて頂ければ幸いです)
むかーし昔、出家して寂聴さんのように尼さんになりたいと思っていた時期もあり、
それは現実的に無理だとわかり、せめてもの仏壇屋に就職したこともあるほど仏教(宗教、スピリチュアル的な事)に興味を持っていたり、
アトピーで頭の中が痒くて、いっそのこと髪の毛がなかったら薬を塗るのも楽だし、無添加の石鹸で洗えるしなぁなどと思っちゃった事もあったので、さほど悲観的にはなりませんでした。
基本髪はまた生えてくると思っていましたので
それよりも、髪を無くすんだからその前に
髪で遊んじゃおう
と計画を立てました。
まず初めにやった事が、
ずっとダークブラウンに染めていた髪を今までやったことのない金髪にしよう!
とロングヘアーのまま金髪にしました。
その次は、治療開始から抜けるまで2週間くらい時間があるようで治療直前でばっさりとショートにしました。
(意外と似合ってたかも…)
そして、結婚を約束していた外国人の彼と、彼の国のやり方での結婚をしました(日本の入籍や結婚ではありません)
彼の国(イスラム文化)では結婚前の男女が一対一で会うことは許されません。それはハラームと言い日本で言う所の法律違反になるわけです。
きちんと神様に誓い許しをもらってから
フィアンセではなく旦那様と言う立場で堂々と支えてほしいと言う私の甘えもありました。
(長くなるので詳しくは書きませんが、いつかこの事についても記したいと思います)
2012年の離婚後からは、絶対1人で生きていく!と固く決意を持っていたのに…
やっぱりこれからのことを考えると怖くて仕方なかった私はこの病気と1人で戦う自信はなく
病気をした事ですっかり弱っていた私の心を支えてくれた人だからこそ、
逆に中途半端な気持ちで彼と関わるのは良くないと考えるようになり、彼のプロポーズを受ける事にしました。
その時に撮った写真です…
(髪が抜ける前に大切な友達が撮ってくれました)
長い戦いの前に、その時にしたいことを全てやりきり、戦いの準備をしたのでした
読んでいただきありがとうございました