手術が2018年10月29日に決まりました。
悪いものを取ってしまえば、抗がん剤もしないと言われたし、あとは放射線で治療は終了ね
と、前向きに気持ちを切り替えました。
人生初の手術は正直な所とてもとても怖く、そんな中でも
「麻酔ってどんな風に効くんだろうか…」
「ぽわ〜ってだんだん眠くなってきて寝ちゃうのかな…」
等、私の意識は「全身麻酔ってどんな感じ」と言う事に興味が向いていました。
手術は怖いけど、麻酔はちょっぴり楽しみに
(ドラマ医龍の影響で麻酔科の先生が、ひとーつ、ふたーつ、みーっつ…はい、落ちた!の落ちる瞬間とはどんな感じなのか?)
基本ポジティブ探しの名人だったのと、
お恥ずかしながら乳がんについての知識がなかった私は、そんな事に興味を向けていたのです。
正確には心がネガティブに引っ張られないよう、ポジティブな感情を必死に探していたのかもですが…
手術室に向かう自動ドアが開き、想像をはるかに超えた広い空間に向かって、母とアラジン(外国人彼)に手を振りながらナースと歩いて行きました。
ビビリの私はナースに「ちょっと待って!」スーハースーハーという具合で何度も立ち止まりながら、長い長い通路を歩きやっとの思いで手術室へ。ナースは「怖いよね~」と優しく声をかけてくれました
メガネもコンタクトもしてないので、よく見えない中でも手術室がこんなに広いのと、手術台がこんなに狭いことにビックリ
あれよあれよという間に準備が整い、ついに楽しみにしていたあの全身麻酔の瞬間が🎶
「では、お薬入りますね~」
それから3秒位して、いきなり天井がグルグル回転しだしました。
回転して2~3秒後、天井がピタっと止まり
静止画になりました。まるで写真のように
そこから先は意識が落ちたようで、気がついたら
「息が出来ないよ〜く、くるぢい〜」と思った瞬間に、
「チューブ抜きますね」
と終わった事を知らされる声が聞こえた気がします。
センチネルリンパ生検もリンパ節への転移は無しだったと先生から母に伝えてもらえて、ひとまず安心しました。
今思い出しても、意識が無くなる瞬間を体験できて不思議な経験がまた一つ増えたのでした。
今日も読んで下さりありがとうございました