文化の違いって大きいんですよね
「愛さえあればなんとかなる」
そんなことは取るに足らないこと、と思っていました。
なんとかなると思っていました。
大間違いでした。
私(東北生まれの純日本人)と元夫(オランダ人)は
ホントよくケンカをしました。
トイレの電気を消す、消さない。
便座をあげておく、おかない。
よる歯を磨く、磨かない
チューリップの茎を斜めに切るかまっすぐに切るか
食べ終わったお皿は舐める、舐めない
こんな小さなこと、今となってはどうでもいいようなことも。
でもこれ、文化の違いというか、
男女の違いでもあり、人間の違い!
他人といるのだから摩擦は自然ですよね
結婚って「思いやり」や「理解する気持ち」がなきゃ
続けるのがとても難しいということ。
当時の私はオランダに住むのも出産もはじめてのこと。
若気の至りとマタニティブルーも手伝って
一度火が付くと3日は止まらない。
相手を思いやる気持ちなんて消え失せ、相手を責める気持ちしか湧き上がってこない。
冷静さを欠いた私にはよく家出しました。
たった二人しかいない石壁のアパート。
おまけに彼は自営業。一日中一緒にいなくちゃいけないなんて息が詰まる。
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家出する(私)
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しまいに彼は
脱走対策として扉に鍵をたくさんつけました。
合計6個。
外からも鍵をかけられるようにして
私を閉じ込めちゃったよ!
本当に嫌だったなあ。。。
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いろいろと今思うに
私を含む日本人の多くはあまり自分の要求や意見をきちんと言わない。
「わかれよ」とか「空気読めよ」が当たり前の世界。
ストレートに自分の思いや要求をぶつけるのもいろいろとアレなんで
せめて
きちんと伝わるように考えて上手に伝えればよかったんだと思う。
一度拒否されると
もういいや、ってなって、
自分の意見は引っ込める。
こういうことが多かった。
上手に自分の気持ちを伝えよう!
ps
元旦那、
話し合いの末、夜の歯磨きをするようになりました。(今もどこかで続いているのかな?)
でも「食べ終わったお皿を舐める」という行為は「大切な犬」に教わった「大切なこと」だったらしいので
無理に「やめて」とは言えませんでした。
おわり