★ カールとジョン ★
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「ガリアーノ事件が示す英仏海峡の広さ」 山口昌子さんの記事。後日消えてしまうと思うので、転載しておきます。
山口昌子さんが書かれた「シャネルの真実」、お読みになりましたか?
記事中では、わたくしが前に書いたように、 2007年の右腕アシスタントの死亡、その後のアルコール依存、そして国籍・出身地。色々な論点が重なってます。
そして、山口昌子さんの記事には書いてありませんが、カールは、パリのファッション学校、ジョンはロンドンの学校。今は、ジョンもフランス語を話せますが、やはり若いうちに身に着けたのと、大人になってからでは、違う言語の環境の中にいるストレスが違うと思います。。。
イギリス本国出身ではなく、ジブラルタル出身ということに言及していないのは、英国にも歴然たる人種差別・階級差別があるのに、どうしてでしょう
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110309-00000089-san-int
リビア情勢が悪化して内戦状態になろうが、サルコジ大統領の支持率が過去最低になろうが内外情勢などどこ吹く風。パリコレクションの2011~12年秋冬プレタポルテ(高級既製服)のショーが開催中だ。もっとも今年はパリモードの代表格「ディオール」の店の主任デザイナー、ジョン・ガリアーノ氏(50)がパリ検察庁から反ユダヤ主義などの容疑で訴追されたので例年より騒がしい。ディオールはすでにガリアーノ氏の解雇手続きを取ったので今回が最後のショーだ。
フランスでは「差別」は刑法5章「個人の尊厳への抵触」の225条で明確に犯罪と規定されている。人種差別のみならず「性、家族状況、身体的外見、財政状況、健康状態、宗教、年齢など」が対象で、有罪の場合は最高6月の禁錮と罰金2万2500ユーロ(約258万円)が科せられる。フランスでは告訴の手続きは個人で可能なので、もしフランス人なら、「あいつを告訴してやる!」と思う日本人も多そうだ。
ガリアーノ氏は、この世代で「最も才能あるデザイナー」といわれ、1996年から「ディオール」の主任デザイナーに。「保守的な店のイメージを一新させ、年商増額に貢献した」(仏記者)と評価される一方、2007年の協力者の死後、アルコールに溺れた。2月下旬、パリ市内のカフェでカップルに暴言を吐いたときも酩酊(めいてい)状態だったという。ガリアーノ氏は告訴した3人には謝罪し、「反ユダヤ主義」も否定したが、ライバルの「シャネル」の主任デザイナー、カール・ラガーフェルド氏は、「デザイナーがこの程度(の知識や教養)だと思われて残念」と痛烈に批判した。(下記参照
)
確かにガリアーノ氏がフランス人やドイツ人なら、泥酔状態でも、「反ユダヤ主義」の暴言は控えたであろう。しかしガリアーノ氏は父親はイタリア系、母親はスペイン系だが、英国人だ。アジア系やアフリカ系の移民の多いロンドン郊外で育った“コスモポリタン”ではあるが、ナチス・ドイツの負の遺産を背負ったドイツ人のラガーフェルド氏とは反ユダヤ主義に対する感覚が違いそうだ。フランスでは香水の老舗「ゲラン」の創始者一族の元調香師が昨秋、「ニグロ(黒人)のように働いた」と述べ、反人種差別団体から批判され、店にもデモ隊が押し寄せた。今年開催予定の仏作家、セリーヌの没後50周年式典も中止になった。第二次世界大戦前後の「虫けらどもはひねりつぶせ」といった反ユダヤ主義の発言などを理由に、式典中止を要請されたからだ。
最近の世論調査で極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が次期大統領選(直接選挙、2回投票)の1回目の投票で1位を獲得するとの結果が出たのも、父親のジャンマリ・ルペン前党首と異なり、反ユダヤ主義、人種差別発言を控えているからだ。英仏海峡は泳いで渡ることも可能な狭さだが、ガリアーノ氏にとっては決して渡れることのできない広大な海だったのかもしれない。

少し前に、このジョン・ガリアーノ(John Galliano)事件について、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)さまが米ファッション情報誌「WWD」に憤りを語りました。

「このような事態になり憤慨しています。問題はガリアーノの発言の真偽でなく、そういった印象が世界中に広まってしまったこと。これはファッションにとって最悪のイメージです。人々が全てのデザイナーやファッションはそういうものではないかと思ってしまいます」とカール。「インターネットのある現在、我々はこれまで以上に注意深くならなければ。著名人であればなおさらのこと。街に出て酔っ払うなど、してはならないことがある」
また、「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」の親会社LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)CEO の心境を思い、「私がガリアーノに対して憤りを感じるのは、彼が私の友人でもあるアルノーを傷つけたからです。アルノーは、ディオールのデザイナーであるガリアーノを、傘下のどのデザイナーよりもサポートしていました。今回の事件は、アルノーにとって自分にとって子どものように大切なメゾンを傷つけられたも同然です」。
そんなカール様、8日は、パリの「グラン・パレ(Grand Palais)」で、「シャネル(CHANEL)」の11/12年秋冬コレクションを発表
。前回の氷山に続き、なんと今度は火山灰
。溶岩や立ち込める煙が世界の終末を連想させる会場内に、木製のランウェイが設置されました。氷山、火山灰、ときて、次はどちらにいかれるのでしょう

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「ガリアーノ事件が示す英仏海峡の広さ」 山口昌子さんの記事。後日消えてしまうと思うので、転載しておきます。
山口昌子さんが書かれた「シャネルの真実」、お読みになりましたか?
記事中では、わたくしが前に書いたように、 2007年の右腕アシスタントの死亡、その後のアルコール依存、そして国籍・出身地。色々な論点が重なってます。
そして、山口昌子さんの記事には書いてありませんが、カールは、パリのファッション学校、ジョンはロンドンの学校。今は、ジョンもフランス語を話せますが、やはり若いうちに身に着けたのと、大人になってからでは、違う言語の環境の中にいるストレスが違うと思います。。。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110309-00000089-san-int

フランスでは「差別」は刑法5章「個人の尊厳への抵触」の225条で明確に犯罪と規定されている。人種差別のみならず「性、家族状況、身体的外見、財政状況、健康状態、宗教、年齢など」が対象で、有罪の場合は最高6月の禁錮と罰金2万2500ユーロ(約258万円)が科せられる。フランスでは告訴の手続きは個人で可能なので、もしフランス人なら、「あいつを告訴してやる!」と思う日本人も多そうだ。
ガリアーノ氏は、この世代で「最も才能あるデザイナー」といわれ、1996年から「ディオール」の主任デザイナーに。「保守的な店のイメージを一新させ、年商増額に貢献した」(仏記者)と評価される一方、2007年の協力者の死後、アルコールに溺れた。2月下旬、パリ市内のカフェでカップルに暴言を吐いたときも酩酊(めいてい)状態だったという。ガリアーノ氏は告訴した3人には謝罪し、「反ユダヤ主義」も否定したが、ライバルの「シャネル」の主任デザイナー、カール・ラガーフェルド氏は、「デザイナーがこの程度(の知識や教養)だと思われて残念」と痛烈に批判した。(下記参照


確かにガリアーノ氏がフランス人やドイツ人なら、泥酔状態でも、「反ユダヤ主義」の暴言は控えたであろう。しかしガリアーノ氏は父親はイタリア系、母親はスペイン系だが、英国人だ。アジア系やアフリカ系の移民の多いロンドン郊外で育った“コスモポリタン”ではあるが、ナチス・ドイツの負の遺産を背負ったドイツ人のラガーフェルド氏とは反ユダヤ主義に対する感覚が違いそうだ。フランスでは香水の老舗「ゲラン」の創始者一族の元調香師が昨秋、「ニグロ(黒人)のように働いた」と述べ、反人種差別団体から批判され、店にもデモ隊が押し寄せた。今年開催予定の仏作家、セリーヌの没後50周年式典も中止になった。第二次世界大戦前後の「虫けらどもはひねりつぶせ」といった反ユダヤ主義の発言などを理由に、式典中止を要請されたからだ。
最近の世論調査で極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が次期大統領選(直接選挙、2回投票)の1回目の投票で1位を獲得するとの結果が出たのも、父親のジャンマリ・ルペン前党首と異なり、反ユダヤ主義、人種差別発言を控えているからだ。英仏海峡は泳いで渡ることも可能な狭さだが、ガリアーノ氏にとっては決して渡れることのできない広大な海だったのかもしれない。


少し前に、このジョン・ガリアーノ(John Galliano)事件について、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)さまが米ファッション情報誌「WWD」に憤りを語りました。

「このような事態になり憤慨しています。問題はガリアーノの発言の真偽でなく、そういった印象が世界中に広まってしまったこと。これはファッションにとって最悪のイメージです。人々が全てのデザイナーやファッションはそういうものではないかと思ってしまいます」とカール。「インターネットのある現在、我々はこれまで以上に注意深くならなければ。著名人であればなおさらのこと。街に出て酔っ払うなど、してはならないことがある」
また、「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」の親会社LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)CEO の心境を思い、「私がガリアーノに対して憤りを感じるのは、彼が私の友人でもあるアルノーを傷つけたからです。アルノーは、ディオールのデザイナーであるガリアーノを、傘下のどのデザイナーよりもサポートしていました。今回の事件は、アルノーにとって自分にとって子どものように大切なメゾンを傷つけられたも同然です」。

そんなカール様、8日は、パリの「グラン・パレ(Grand Palais)」で、「シャネル(CHANEL)」の11/12年秋冬コレクションを発表















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