★ 帝国ホテル開業120周年 ★ | RuBisふわふわ王国 by 高木美香

★ 帝国ホテル開業120周年 ★

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1890年に開業した帝国ホテルは、2010年に開業120周年を迎えました。隣接する鹿鳴館と密接な関連を持っていました。
こちらが初代帝国ホテル。パリの建物みたいですね。音譜

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1919年にこの初代帝国ホテルが失火から全焼し、1912年から依頼されていたライト館の完成が急がれることに。
ところが、当初予算150万円が6倍の900万円に膨れ上がるに至って、当時の総支配人は引責辞任、ライトも精魂注いだこのホテルの完成を見ることなく離日を余儀なくされてしまいました。

1923年、弟子の遠藤氏によりようやく完成。9月1日に落成記念披露宴が開かれることになりました。関東大震災が東京を襲ったのは、まさに宴の準備に大忙しの時ビックリマーク周辺の多くの建物が倒壊したり火災に見舞われる中で、小規模な損傷はあったもののほとんど無傷で変わらぬ勇姿を見せていたライトの帝国ホテルはひときわ人々の目を引きました。ライトは二週間後このことを遠藤からの手紙で知り、狂喜したという。音譜
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ライト館は、実は小部分がいくつも繋ぎ合わされた連結構造になっており、これで建物全体に柔軟性を持たせるとともに、一部に倒壊があっても全体には累を及ぼさない仕組みになっていた。また大規模ホテルとしては世界で初めて全館にスチーム暖房を採用するなど、耐震防火に配慮した画期的な設計だった。
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これが今の新館。

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ライト館は1967年に閉鎖され、玄関部分と柱の一部などが愛知県の明治村に移転されました。
今回、開業120周年を記念して、お里帰りしています。
展示されているのは、メインダイニングルームにあった飾り柱の一部。
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ライト館を特色あるものに仕上げた2つの建築材料である、栃木県宇都宮近郊で算出された大谷石と、そして愛知県常滑で造られた特殊煉瓦が使われています。
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クリップ
大谷石は、薄緑色が美しく、柔らかで加工しやすいことから選ばれました。黄色い煉瓦にこだわったライトは、愛知県常滑に「帝国ホテル煉瓦製作所」=という直営工場を設立し、400万個を超える驚異的な数の特殊煉瓦が手仕事で仕上げられました。
この工場は後にINAXの前身となりました。
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こちらが14階にあるフランク・ロイド・ライト・スイート。1泊40万円ぐらいです。
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ロンドンのサザビーズでは、17世紀から20世紀までのアンティークを勉強したのですが、この中には建築も入っているのです。建築のモチーフが家具に使われたりしますし、絵画と彫刻以外すべてを学ぶコースだったのです。
わたくしの最後の課題は、フランク・ロイド・ライトのインペリアルホテル、つまり帝国ホテルでした。
日本語の資料ならたくさんあったでしょうに、英語で全部探さなくてはならないこと、今のようにインターネットがさかんでなかったこと、そして何よりもわたくし自身がその頃はまだモダンな時代に興味をもっていなかったので(王冠118世紀に生きていましたから!しかも18世紀フランス家具についての卒論で忙しかったビックリマーク)、たいへんおなざりに課題を仕上げたことを今でも大後悔しています。。。得意げダウン

なぜなら、知れば知るほど、この帝国ホテルはフランク・ロイド・ライトの本当に最高傑作なのですよベル
帝国ホテル厨房物語―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)/村上 信夫
フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル/明石 信道
ちょっとレトロなタクシーを呼ぶライトも、正統派な感じラブラブ
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http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo



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