★ 不思議の国のチェシャ猫みたい！？ ルポ～村上隆ヴェルサイユ宮殿展 ２

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村上さんが、ヴェルサイユ宮殿のオフィシャルホームページで語っていること。

ちなみに、このオフィシャルページ、一度クリックしてみてください。カワイイです！
英語もフランス語も関係ないので、ぜひ！
http://en.chateauversailles.fr/homepage

どうしてカワイイのかはナイショ

村上隆氏がおっしゃていることを簡単に訳します

ヴェルサイユ宮殿が西洋の歴史の中で偉大なシンボルであること。夢のようなもので、エレガントで洗練された芸術の野望の象徴であること。でも、フランス革命もこの宮殿から起こったことも理解しています。

けれども、すべては遠い国のおとぎ話で、それは、フランス人がサムライのイメージをちゃんと想像しにくいのと同じことです。わたし達にとっては、この宮殿の歴史はとても弱くて現実的なものではないのです。
だから、私の想像のベルサイユ宮殿は、私の中で誇張され、変化した世界で、全く異なった世界に見えるかもしれません。これが、私がこの展覧会で表そうとしたものです。

私は、不思議の国のアリスをにやっとした笑顔で迎え入れ、アリスが城の周りをさまよっている間とりとめのないおしゃべりをしていたチェシャ猫だ。遊び心のある笑顔で、私はヴェルサイユの不思議を発見するよう皆さんをご招待いたします。


「不思議の国のアリス」のチェシャ猫

ご存じない方のために。。。

「不思議の国のアリス」とは、白うさぎの縦穴を通り抜けて、人間の言葉を喋る動物や人間のようなトランプの札が住むファンタジーの世界へ落ち込んだ、アリスという名前の少女の物語です。



アリスはパラドクスと不条理と非現実の、地下世界の夢の中へと落っこちてしまいます。白うさぎを追いかけようとしているうちに、アリスは幾つもの災難に出くわします。アリスは巨人のように大きくなったり、半分の身長に縮んでしまったり、アリスの涙で立ち往生した動物たちと出会ったり、白うさぎの家にはまり込んでしまったり、仔ブタに変わる赤ん坊や消える猫を見つけたり、いつまでも終わらないお茶会に参加したり、人間そっくりのトランプの札とクロケーをしたり、海岸ではさらにグリフォンと代用海ガメたちに会ったり、タルトを盗んだと告発されたハートのジャックの裁判に加わったりします。


チェシャ猫 (The Cheshire Cat) とは、この中に出てくる英語の慣用句「チェシャーの猫の様ににやにや笑う」
　“grin like a Cheshire cat”を擬人化したキャラクターです。


　耳まで裂けていそうな大きな口でにやにや笑っているのが一番の特徴。すごく長い爪とたくさんの歯をもっていても、アリスには性質のよさそうな猫に見えたらしいです。チェシャ猫は、体を自由に消したり、頭部だけを残して体だけを消すといったこともでき、神出鬼没で、森の中だろうが、女王の前だろうがおかまいなしにあらゆる場所に出現します。　

というわけで、村上さんが自分はチェシャ猫だとおっしゃるのなら、どんな素敵な不思議の国のアリス風ヴェルサイユを見せてくれるのかとワクワクして見に行ったのです


これは実写版のチェシャ猫　の映画に出てきます

アリス・イン・ワンダーランド ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]/ジョニー・デップ,ミア・ワシコウスカ,ヘレナ・ボナム=カーター

￥4,935　Amazon.co.jp

ふしぎの国のアリス [DVD]/ディズニー

￥2,940　Amazon.co.jp

不思議の国のアリス (新潮文庫)/ルイス キャロル

￥500　Amazon.co.jp

村上さんはこうもおっしゃっています。
宮殿内を舞台として作品を展示することで「過去と現在を衝突させる。そして西洋と東洋の異なる文化がめぐりあったときに、どういう違和感と調和が生まれるのかを現場でやってみて実験している。」と。
　


トンガリ君は。。

うーん、村上さんは　ってにやにやしていたのかしら




ルポ、どんどん続きますよ



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