★歩く男ージャコメッティ | RuBisふわふわ王国 by 高木美香

★歩く男ージャコメッティ

Bonjour!雪雪の結晶

スイスの彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti)の作品「歩く男(L'homme qui marche I)」が3日、ロンドン(London)で行われた競売大手サザビーズ(Sotheby's)のオークションに出品され、美術品としては過去最高額となる6500万1250ポンド(約94億円、手数料込み)で落札された。

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 1961年に制作された同作品は、等身大(183cm)の男性像で、
約25年ぶりにオークションに出品されたジャコメッティの歩く男シリーズのひとつ。
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 以前はドイツのドレスナー銀行(Dresdner Bank)が所有していたが、同銀行が前年、
コメルツ銀行(Commerzbank)に買収されたことで所有権が移り、今回はコルメツ銀行から出品された。

 予想落札額は1800ポンド(約26億円)だったが、電話で参加した匿名の人物がその3倍を上回る額で落札した。
 サザビーズによると、この落札額は、2004年に落札されたパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の絵画「パイプを持つ少年(Garcon a la Pipe)」に付けられた1億420万ドルを抜き、美術品の落札額としては史上最高額だという。


なぜこの「歩く男」がかくも高額になってしまったのでしょうはてなマーク

アルベルト・ジャコメッティ"Alberto Giacometti"(1901-1966)はスイスの芸術家で、細長い人物像を多く制作したことで知られています。第二次世界大戦後の、実存的不安を表したジャコメッティの作品は、近代および現代美術の収集家たちに高い人気を誇っており、最近ではニューヨーク近代美術館やパリのポンピドー・センター、スイス・バーゼル郊外のバイエラー美術館などで作品展が行われ、評価がさらに高まっています。そして、彼の作品が非常に数少なく、あまりオークションに上がってくる可能性が少ないからではないかと専門家は高額の理由を見ています。

 同じオークションで、グスタフ・クリムトの絵画が2960万ポンド(約42億8000万円)、
ポール・セザンヌの絵画が1180万ポンド(約17億9000万円)で落札されています。
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サザビーズのカタログと結果
http://catalogue.sothebys.com/events/L10002

美術品ディーラーは、経済危機の影響は美術品市場にも見られており、現代美術の競売価格は半分近くに落ち込んでいるが、一方で中でも人気の高い作品の価値は、今なお上がり続けていると分析しています。

ちなみにこれまでのサザビーズの最高記録は、パブロ・ピカソの「パイプを持った少年」約123億円。
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生きている画家の絵としては史上最高額で落札されたのは1995年にルシアン・フロイドが描いた、裸で寝る女性のポートレートで、なんとニューヨークのクリスティーズで3360万ドル(約35億3千万円)で落札されました。フロイトの孫です。
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世界の最高記録は、わが愛するクリムトの肖像画「アデーレ・ブロッホ・バウアーI」が1億3500万ドル(約155億円)。!!
RuBisふわふわ王国 by 高木美香-アデーレ・ブロッホ・バウアーI
ローダー氏ぐらいのお金持ちだったらこれ買います。ラブラブ
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