皆大好き下ネタ裁判です。
石神井公園駅から池袋駅でその事件は起こりました。
被告人は精悍な顔つきの中年の男性。経歴を見ると、まあ凄いです。ご立派な会社でご立派な役職に就き、勿論結婚もしていて妻子もいます。人望も厚いご立派な上司のようです。普通この手の事件に巻き込まれると会社は辞職追い込まれますが、勤め続けている事を見ると、よほど人望と人徳のある人物なのでしょう。勿論、こんな立派な経歴の持ち主ですから当然大卒の前科無しです。
なお、被告人と弁護側「事件が有った事は認めるが、犯人は自分では無い」と完全に争う気満々です。
この裁判、もう冒頭から弁護士は戦闘モード、まず検察側は氏名、住所、加えて駅名なども生活圏が特定される物は秘匿の上で裁判を進めるよう求めますが、弁護側はこれに反発。結局、犯行の駅名は公開したうえで裁判が進められる事となりました。
多分この弁護士さん国選ではなく私選ですね。やる気満々て感じ。
日を改めて証人尋問が始まりました。パーテションを組んで痴漢被害者が衆目に晒されぬよう配慮した上での証人への質問は見ている側も緊張しますね。
でももうあれですね・・本当に根ほり葉ほり、微に細に何が起きたか証人の口から喋らせるんですね・・言い方悪いけど、なんだかもう官能小説みたいになって来てます。
「左の手で、電車の動きに合わせる様に手の甲を合わせて来た」
「電車の揺れとは関係なく、手の動きは上下に動いていた」
「その後、手の指ごとブラジャーの中に入れて来た」
「左、乳首の辺りを触って来た」
段階を追って、どんな風に痴漢されたのか全部言わされる訳です。しかも検察官から・・もうね、こんなのが延々と続くんです。
正直若干引きましたわ。(まあ必要なんでしょうけど・・)
現段階で裁判を通して感じた事は、この被害者結構しっかりした、というか根性が座っている印象を持ちましたね。被告側弁護人の質問に対してもここは否定してはいけない、弁護側に言質を取らせないというか、結構ハッキリ物をいうんですよね。痴漢の被害者はこんなに皆自信満々なんでしょうか?自分的には強い意志を感じました。自分は初めての痴漢の裁判の傍聴だったので分かりませんが・・、彼女の証言によると、初め被告人は8時の方向にいて、後に6時の方向に移動したとの事です。被害者女性、被告人の顔はしっかりとは見てはいないそうです。この辺りが次回の重要な焦点になるのでしょうか?
この辺りの事はまだ被告人の話は傍聴していないのでまだ何も分かりません。
因みに痴漢の裁判は本当に難しいと思います。
被害者にとっては大変な心の傷を負ってしまった訳ですけど、これ勘違いの冤罪だったら大変な事に成りますよ!そもそも、痴漢の容疑者というだけで社会的な制裁を受ける訳ですから!次回も傍聴出来たら続きをレポートしたいと思います。
ウサギでした。