と言う訳でこの裁判の傍聴レビューです。

 

この裁判は1回目の裁判ではほとんど概要の説明だけで終わってしまい、本格的な審理は次回に持ち越されたのですが、大変興味深かったので書き記したいと思います。

 

被告人はまだ若い女性。飲食店勤務。もしかしたら経営者かもしれません。婚姻してるとの事。パッと見は本当に普通の女性。黒いスーツに金髪に近い茶髪。受け答えは小声で痛々しかったです。

 

検察の冒頭陳述では複数の関係者がおり、主犯格の人物は別にいるようです。冒頭陳述で繰り返される男の名前をググって見ると、どうやらその男は複数の飲食店を巻き込んで東電に対して詐欺を働き、飲食単に支払われた賠償金を自分の懐に上納させていた模様。

 

(この記事に出ている男性の名前は繰り替えし裁判に出ていました。ウサギが傍聴したなかでは他にも6名ほどの名前が出ていました。)

 

彼女はその中の店舗の一つで自分の店の実際の被害とは懸け離れた金額を複数回に渡って東電に請求して2000万以上の金を東電からせしめていたという構図が浮かんできました。

 

勿論せしめた金の相当の部分は主犯格の男に流れていた事は簡単に想像できます。

 

何故、東電はこれらの詐欺を気が付けなかったと言えば、東電には加害者企業としての弱みに付け込まれたという事でしょうか。その辺りの事をググって見ると要求されると門前払いも出来ず、厳しい審査も無くなし崩し的に言われるがままに支払っていたという絵面がこれまた想像されます。

 

被害者は最強と言う立場を悪用した極めて質の悪い犯罪です。

実際、東電側が厳しく審査に望んでいたらマスコミに大バッシングされる可能性大です。ただでさえ肩身の狭い東電。臭い物には蓋、金で片が付くなら・・という安易な考えが透けて見えます。

 

この事件の闇は深いと思いました。ウサギでした。

 

この日はお目当ての裁判が予想外に早く終わってしまい、この裁判を見たのは途中からだったのですが、所謂「コカイン」を関係の裁判の感想を書きたいと思います。

 

被告人はイタリア人で傍聴席には三人ほど被告人の関係者が来ていました。と言う訳で傍聴人席は何やら若干ゴットファザー的な雰囲気が漂う不思議な空間にww

被告人はとても若く、恐らくは20代前半位・・仕立ての良いスーツを着こなし、金髪の・・メチャ美形のイケメン様でございました。

いやはや、これで身長がもう少しあったらモデル業が勤まりそうなレベルのイケメン様でございます。そうこの若者がコカイン常習者な訳です。

 

職業はイタリアの本拠を置く会社の日本支社のマネージャーさん。ん~なんのマネジャーさんなのかは良く分かりませんでした。この手の裁判では被告人に生活を監督する身元引受人が居る事、あと既に社会的制裁も受けている事がポイント。まあこの辺りを弁護士も裁判官も聞いてくるのですが、この日の裁判はチョット違いました。

 

なんとこのイケメン被告人、大麻などとは比べ物に成らない危険なコカインを使用していたにも拘わらず会社を首に成っていませんでした。それどころか、会社や同僚には許され、今まで通り働いているとの事です。(つまりは社会的制裁、零でございます。)

 

いくら外資系とはいえこれには自分も驚きました。流石に裁判官も突っ込みます「イタリアではコカインはそれほど悪い事ではないの?今回の事件で、貴方は会社にも、家族にも大変、不名誉な事をした訳ですけど、その辺りはどうなの?」的な質問をする訳です。・・まあ・・確かに初犯とはいえ、なんの社会的制裁も受けないでは・・イタリアではどうあれ、日本だと執行猶予も付けづらい・・。つーか、執行猶予も気持ち良く付けたいわけですよね、裁判官?

 

日本だと初犯で薬物関係であれは、身元引受人や社会的制裁や本人の反省があれば、だいたい執行猶予がつくんですよね。

 

薬を手を出してしまった原因はこのイケメンは日本語が全く話せないのでコミュニケーション不足から来る孤独だそうです。ん~でもこれだけの美形、だぶん女性社員からは相当モテたと思うんですよね~。彼、育ちの良さがにじみ出ていて・・何か色々想像できちゃう・・ここからは自分の想像ですけど・・

 

多分、彼の勤め先って彼のご家族の会社なんじゃないかしらん?んで、まあ日本で経験積んで来いと日本にきたものの・・お坊ちゃまは適応できなかった。或いは日本の薬物の罪の重さも理解できなかった。更には罪の意識も無くコカインを嗜んでいた。そんな姿が想像しまいます。判決は執行猶予が付きました。帰国してミラノの薬物の療養施設に入るそうです。因みに今回の事件、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年でしたが、最悪の場合、最大7年の懲役という案件でした。我が国では薬物はマジ重罪です。

 

まあ、再犯率高そうな気がしましたね。

 

金にも女にも薬にも不自由はしない身分のように見えましたから。 ウサギでした。

地方裁判所のタッチパネルの感度が滅茶苦茶悪い。

何度もタップしてもイマイチ反応しない。あと調整中多すぎww。

 

検察官の喋るのが聞き取りずらい時がある。最近は皆マスク着用なので尚更だけど

まあ我々傍聴人の為に裁判している訳じゃないから、文句は言えないけど。

 

女性検察官がほぼほぼ美人。いまマジ吃驚するんだけどモデルか?と思うくらい。そんな美女が被告人に放つ言葉責めはマジで凄まじいものが有りますあなたも選ばれし変態なら彼女たちに責められたいと思う事請け合いでしょう。

 

イケメンの検察官はまだ1名にしか会っていませんwww。フツメンばかりです・・。

 

裁判官が意外と素敵。ハッキリ言ってボソボソと喋るだけで何言ってんだか聞き取れない裁判官もいます。でも中には素敵なおじ様の裁判官も居ます。もうね声が素敵なの。これから被告人は裁かれるのに・・この声でさばかれるのかと思うと・・ドキドキしますね。ウサギも、もし裁かれるなら・・あんな裁判官に裁かれたい。

 

本当に救いがたいと思えるような被告人にはまだあったことが有りません。

まあ傍聴しているのが交通事故や薬関係が多いのが有るのでしょうけど。

そろそろ殺人事件の傍聴にもチャレンジしてみたいです。

 

裁判でメモをしていると、うっかり書けない漢字が予想以上に多い事に気が付く、お陰でノートは平仮名だらけ、まるで子供の落書きみたいに成っているww

 

以上、うさぎでした。