某芸能人の方の記事を読んで、赤ちゃん育児中のすれ違いが及ぼす夫婦間の溝について思いを馳せています
わたし個人の話にはなりますが、長男は不慣れな第一子育児ということを差し引いても、とても手のかかる赤ちゃんでした。
とにかく寝るのが下手で、抱っこじゃないと寝ない。
寸分もお布団におろせないのです
布団におろしたもんなら、2~3分くらいで起きて泣き出します。
最初の5か月くらいはそれがストレスでストレスで、夫は帰ってきてから息子の寝かしつけの時間までは抱っこしたり、お風呂に入れてくれたりとするのですが、寝かしつけ以降はほぼほぼノータッチでした。
わたしがどれだけ夜寝られなくても、夫は夜中の授乳や寝かしつけには一切参加しなかったです。
それは4人目まですべてです。
長男生後2か月くらいが一番つらかった。
先が見えなかったからです。
「いつまで続くんだろう?」
2人目以降は、いつかはほっといても寝るようになる、今だけだという経験則があるので、(長男ほど手のかかった子はいないというのもあるけれど)とても気が楽でした。
自分が育児休暇中で、夫は朝起きて仕事に行くという都合上、わたしは夫に助けを求めることができませんでした。
できれば、気づいて手を差し伸べてほしかった。
それについては2人目以降もそうでした。
仕事があるから、それは分かる。
じゃあ休前日も夜遅くまでゲームしたりネットサーフィンしたりして、昼近くまで寝ている理由はなに?
そんな気持ちでいっぱいでした
彼は性格というか、特性上、自分で気づいて手を差し伸べることができるタイプじゃないです。
言えばきっと何でもやってくれます。
でも裏を返せば"言われないとやらない"のです。
それが特に長男の育児中はとてもつらかった。
結婚した相手が自ずと手を差し伸べてくれないという現実を知ったことと、自信満々で挑んだ育児だったのにイライラせずにいられない自分を知ったことがつらかった。
でも、今思うと、もっと上手に甘えることもできたんじゃないかとも思えるのです。
何も一人で頑張る必要なんてなかったんじゃないかなと。
正直な話、第一子の育児で発生した心の溝は、ずっと埋まらないです。
今思い出しても複雑な気持ちになります。
理不尽な話かとは思いますが、わたしにとっては、夫のたくさんのいい部分がそれひとつですべて台無しになるほどのことだったのです。
これから赤ちゃんを育てる方や、今真っ最中につらい方には、旦那さんに弱音を吐いて甘えてほしいなと思うし、旦那さんの立場の方は奥さんが不安定でとてもつらい思いをしているものだと思って(もしそうじゃないとしても)接してあげてほしいなと思います。
そこで培われた信頼関係は、必ず今後の糧になるものだと思うし、逆にそこでできてしまった溝はずっとずっと残ります。
あー、なんか暗くなってしまった。
記事を読んで、色々つらかった日々を思い出してしまいました
今は夫に、あの時はつらかったとか、信頼できなかったという話ができますが、夫は自分の至らなさを認めた上で謝ってくれます。
3人目あたりからは、1人目の時ほど他人事でもなかったです。
男性はゆっくり父親になっていきますね
あるところを乗り越え、お互いの思いを理解しあえると、一旦夫婦関係は落ち着くかと思います。
育児の悩みは種類が変わるだけでずっと続きますけど・・・。
これからもその時々の壁をなんとか乗り越えながら、4人とも立派に育て上げたいものです