いたにまゆです

ここのところ、女性性に触れるカウンセリングが続いているのですが、深い体験をしてくださった方に体験談を書いていただきました

カウンセリングを受けることに慣れてくると、身体の声を聴くことにも抵抗が減ってくるのですが、女性性=子宮の声を聴くのは、やはり怖さも出てくるものです

できるだけリラックスしている状態を作ろう・・・ということで、耳ソロジー、という耳のツボを優しく触れることで全身をリラックスさせる手技を先に行いました
手技の途中で、子宮に触れる・・・という体験になったことから、耳ソロジーを行いながらのカウンセリング、となりました

ここから体験談です

(内容の意図が変わらない範囲で、修正をさせていただいております)
それは突然やってきました
お腹の下の方が、冷たい感じがしたのです
まゆさんに耳ソロジーをやってもらっていて、始めてから少したった頃でした
「手を当てているその下に、子宮さんがいますが、何を伝えたいのか、子宮さんに聴いてみましょうか?」
そのまゆさんの声に導かれて、私は、自分の身体からのメッセージを受け取る体験をしたのです
はじめ、私の子宮の位置にあるものは、黒い冷たい鉄の玉のようなものでした
私は、その黒さ、冷たさ、硬さに悲しくなりました
(こんなものが私の身体の中にあるなんて・・・)と
でも、中を見てみると、まっ黒なかたまりではなくて、トロトロとした水のような液体でした
手に取ると、トロリと手のひらにのりますが、指の間から流れ落ちてしまいます
指をなめてみると、ニガイ味がします
(あー、ニガイ、イヤだなー)と思いました
何か悪いもののような・・・
「においはどうですか?」
まゆさんの問いかけが聞こえます
(エッ におい?においなんてしないよ)
そう思いましたが、いっしょうけんめいに鼻をクンクンさせて嗅いでみます
すると一瞬、ふぁっとにおいました
私はびっくりして、同時に(どこかで嗅いだことがあるにおいだ…何のにおいだろ…)
記憶の中を探ります
するとおかしいのですが、(汗のにおいだ)と気がつきました
部活の後の、疲れているけど、精一杯がんばって練習してかいた、夕方の汗のにおい・・・そんな感じです
「その水のような液の中に入ってゆくことはできますか?」
そう聞いた後、液体は、海か湖のように大きく広がっていて、私は易々とその中に入っていき、水と一体になりました
もう、冷たくも、悲しくも、悪くもなく、子宮になったような気分です
「そこから見える、お仕事を頑張っているMちゃんに、どんなことを言ってあげたいですか?」
そう問われたら・・・
身体の中にいる私は、上の方を見上げて、自分を見ていました
そしたら、泣いていました
「泣いています」
「泣くのを我慢しないでいいですよ」
私は、自分の身体の中にいて、泣きながら自分にこう言ってあげていました
『頑張らなくていいよ!
もっと上手くならなくちゃとか
もっと向上しなくちゃとか
思わなくても大丈夫
もう十分がんばったのだから
もう十分がんばっているから』
「そうだよね、もう十分がんばっているよね
それなのにどうして、もっと向上しなくちゃと思ったのかな?」
そう問われた時、急に頭が痛くなりました
ズキズキ ズキズキ
とても苦しくなり、答えにくくなりました
『完璧になりたいから』
そう答えたけれど、それは本当の理由ではないような気がします
その答えだけ、紙に書かれた文章のように感じたから・・・。
「そんなに頑張っているIちゃんのこと、あなたは大好きですよね
大好きって言ってあげてください」
ちょっと恥ずかしい気もしましたが、
「だいすき」
と小さな声で囁いてみました
一度口に出すと、恥ずかしさもとれて
「大好き 大好き 大好き」
と何回も何回も伝えていました
(そうだ、私の身体の中の臓器たちや筋肉たちは、全部、私の頭か身体がやりたいことを実現してくれるために動いてくれているのだ
みんな、私のことが大好きなんだ)と
意識はもう身体の中にはなくいぇ、お腹の上に載せた手の下に子宮はありました
「黒くて、冷たくて、鉄のようで、中はトロっとしていて、手に取ると流れ落ちるよう水のような子宮は、今はどんな感じがしますか?」
今は・・・
「今は、あったかい感じで、私を見守っていてくれています」
「あー、お母さんみたいです」
そういうと、涙がこぼれました
さっきとは違う、温かい涙でした
「お母さんみたいな子宮さんに、名前をつけてみましょう」
(えー、名前?・・・ムズカシイな。お母さんだから△△)
(違うわよ)
(じゃー、何?・・ん?○○ちゃん?)
「ひらめきだけど、○○ちゃんです」
「じゃあ、これからは○○ちゃんに、いっぱい話しかけて、大切にしてあげてください
○○ちゃんがしてもらいたいこと、いっぱいしてあげてね」
これで、私の身体からmessageを受け取る体験は終わりです
私の子宮(○○ちゃん)には、筋腫があります
筋腫さんができたのには、どんな理由があるのか
また、よーく聴いてゆこうと思います
昨日は疲れているのに残業してしまい、○○ちゃんに怒られました
(残業しなくちゃ)と考えた夕方から、お腹と腰に鈍痛があったのに、残業したから・・・
帰ってからお風呂でよーくあったまって
「ごめんね」と話しかけたら、真っ赤になった○○ちゃんが
「もっと私をいたわってよー」と怒っていました
本当にごめん
今日は早く帰ってきたよ
Iさん、便せんに6枚に亘り、体験談を書いてくださいました
本当に有難うございます
女性特有の病気を患うとき、背景には
がんばりすぎている
女性である自分のことが嫌い
ということが潜んでいるケースが多くあります
Iさんは、丁寧に丁寧に自分と向き合うことを通して、このような深い体験をしました
一緒にその場にいられたこと
また、
同じような悩みを持っている方のためにこれを書いてくださった事に
心から感謝を申し上げます
-mayu