【社会人地獄その7】

急なNくんからの告白

聞き間違いか、「付き合う」が「買い物付き合って」みたいな意味合いだったりするのか?恥をかきたくなかったので、念のためNくんに聞き返しました


「付き合うって彼氏彼女的な意味?」


Nくん
「そうです」と答えました


頭の中は大パニックです
恋愛経験豊富で百戦錬磨だったら、Nくんからの好意を感じ取れていたのかもしれませんが、そういったことに疎い私は、全くそんなそぶりも感じず気づきませんでした


Nくんとは、もちろん業務上のやり取りはあったものの特別親密だったということもなく、個人的な連絡先さえ知りませんでしたし、当たり前ですが、なにより恋愛の対象として見たことは一度もありませんでした


というか、先ほどの「別れたばかりだし、しばらく彼氏はいいや」という私の発言は聞いてなかったんか滝汗


私の中で彼の印象は「真面目な青年」というくらいで、それはあくまで会社での彼だけを見た印象です

今日一緒に飲んで過ごしましたが、彼という人間のことをほとんど知りませんでした

それは彼も一緒なはずです


私は一度冷静になり、そして終電も迫っていたので、とりあえず連絡先を交換して彼と駅で別れました


彼の事は嫌いではない、むしろ好印象であるが、恋愛的に好きかどうか判断する材料が無さすぎる…そんなことを考えながら帰宅しました


もう年齢的にも失恋する時間も体力もそう残ってないし、会社の人だから面倒なことにもなりたくないな、と考えた私はNくんにある提案をしました


まだお互いの事をよく知らないし「やっぱり違ったわ」ってなるかもしれないので、1か月くらいの仮交際期間みたいなものを設けて、それでも大丈夫そうということだったら、また改めて告白してくれませんか?


と正直に自分の考えを話しました


Nくんは、それを承諾してくれました


これは私なりに、Nくんが「思ってたのと違う」となったときに、断りやすくしたというのもありますし、私自身が傷つかないようにする自衛心からきた提案でした


こうして1か月ほどのNくんとの仮交際(?)がはじまりました


私は、この仮交際の1か月間で、自分のダメな部分、だらしない部分、面倒くさい部分など「マイナス点」をさらけ出そうと決意しました
そうでないとNくんに詐欺師と思われてしまわないか怖かったのです笑


そして私が最初に選んだ初デートの場所は



競馬場ですウインク



つづく