【社会人地獄その6】
新人くん(Nくん)と新入社員さん(Mさん)となぜ飲みに行くことになったか
ある日の残業中、同じフロアのNくんが、少し真剣な面持ちで「はなこさん今日もし時間あったら飲みに行きませんか?」と聞いてきました
私はNくんが真剣な顔をしていたため、何か悩みとか抱えてるのかな?と思い「いいよ~!他に誰か行けるか声を掛けてみるね!」と返事をしました
この時、製作部に残っていたのは新入社員のMさんとあと先輩1人(30代)だったので、年齢も近いし話しやすそうな雰囲気だろうなと思い、その2人にも声を掛けたのでした
Mさんは「いいですよ!」と快諾してくれ、先輩は残念ながら予定があるとのことでした
年下の2人がリラックスして飲めるように、他愛もない話から仕事の愚痴まで色々と話しました
気になるNくんですが、特に深刻な悩みがあるわけでもなかったのか、そういう話は出ませんでした
もしかしてMさんの前だと話しづらい内容だったのかな?そうだとしたらもしかして2人で飲んだ方が良かったパターンだったのかな…とモヤモヤが残りました
別の日、またNくんに声を掛けられ、今度は他の人を誘わず2人で飲みに行きました
部長に気に入られているNくんなので、部長絡みの悩みかな?と少し身構えてましたが、そういうわけでも無さそうです
若手ということもあり、Nくんは色々と期待されており、またNくん自身も「自分がやります!」と何でも引き受けてたので、そういうプレッシャーに疲れてしまったのかな~など色々と考えながら話をしました
もしかして恋愛がらみの悩みだろうか?と思い、普段仕事関係の人には恋愛の話はあまりしていなかったのですが、話しやすいように(でも決して強要にはならないように)自分の恋愛について話しました
と言っても、読んでいる方にはおわかりの通り、2人の借金彼氏のことくらいしか話すことはありません笑
私
「いや~最近彼氏と別れたんだけど、その前の彼氏にもどっちにもお金を貸しちゃってね、私ってそんな金持ってそうに見えるのかね」
と反応に困る話をしてしまいました
Nくん
「そうだったんですね、お金の貸し借りはしない方がいいですよね~」
と当たり前の反応笑
私
「もう誰かと付き合うのはちょっと懲りてね、しばらく恋愛はいいわ〜でも結婚願望はあるから年齢も年齢だし、次付き合うとしたら結婚前提だな」
Nくんに「俺、狙われてる」と思われないよう、変なプレッシャーを与えないよう、そういう感じの話をしました
その後も覚えてないくらいの内容をグダグダと話し、なんだかんだで終電近くの時間になってしまいました
帰るべく2人で駅に向かいました
結局、Nくんの悩みってなんだったのだろうか?それとも別に悩んでなかったのか?
疑問に思いながら歩いていると、急にまたあの真剣な顔になったNくんに呼び止められました
Nくん
「はなこさん、僕と付き合ってくれませんか?」
私
「え!?」
もしかして悩みってそういうことー!!??
青天の霹靂でした
つづく