【社会人地獄その5】

課長と係長に呼び出されて会議室に向かうと、そこには営業部の次長もいました。


「私の力不足で、辞めさせていただくことになり、皆様にはご迷惑をお掛けして申し訳ありません」

次長
「いや~それなんだけど、はなこさんに辞められたら皆が困るし、俺が部長に話して営業部に移るって話は無かったことになったからさ!だから辞めないでよ」


「え?そうなんですか…それは次長にご迷惑お掛けしました、すみません」

次長
「ということで、今まで通り働いてくれればいいから、辞めないでね」


辞める話が無くなりました真顔

 


また就活するのはすごく不安でストレスでしたが、心機一転新天地でがんばろうとも思えてきたところだったので正直気持ちは複雑でした

一体自分の知らないところで何が起こったのだろうか?部長は私を追い出す絶好のチャンスだったはずなのに、次長と部長でどんな話し合いがされたのか?なんだかわかりませんが、私は職場に残ることになりました


辞めた営業部のEさんの仕事をするための人員補充は無く、Eさんの仕事は外回りの営業の方(Kさんさんとします)がすることになりました

Kさんは全くの畑違いの仕事をすることになったわけです


Kさんは急に慣れない仕事を任されたわけですから、当然ものすごいストレスだったと思います
私のせいでKさんに負担をかけてしまった、と心苦しくなりました
なので、せめてできるだけKさんの負担を軽減するよう心がけて動くようにしました


本当にこの職場でこのまま働いていていいのだろかとモヤモヤを抱えながら、でも転職する勇気もなく、目の前の仕事をこなしていました

そういった状態でまた仕事が前のように回ってきた頃、私は例の彼氏とも別れて(やっと)、新しい彼と付き合ってました
しかし、その新しい彼とも雲行きが怪しくなってきていました


前の彼氏には、別れる際に、案の定わが家から引っ越すための費用を貸しており、
新しい彼氏からもお金の無心をされて、私は銀行じゃないっつーの!とダークサイドへと落ちていきそうでした

2人ぶん併せて100万いかないくらいだったのですが、金額の問題じゃないんですよね
いくら信頼できる関係性でも、当たり前といえば当たり前ですが、お金は貸さない方がいいです

お金を貸してしまうと「この人私にお金を借りてるくせに、〇〇にお金を使っているな」とか相手の使い道を気にしてしまうし、精神衛生上も良くないです


結局その彼とも別れて、
もう誰かと付き合うとかしばらくいいや~と思っていました

(ちなみに、2人からちゃんとお金は返してもらえましたとさウインク


そんな時、前回登場した新人くん(3年目)と、さらにその後入社した新入社員さんとで飲みに行くことになりました


つづく