なぜ美しくなりたいのか
自分をのなかにある「美しくなりたい」という
気持ちに深く向き合ったとき
幼少期のできごとが大きく影響したのではないかと思っています
【小学校低学年のころ】
生まれた時から両親に「かわいいかわいい」と言われ育ってきました
決して特別優れた容姿をしていたのではなく
娘への愛情表現として言ってくれていました
私は私で「自分は特別かわいいんだ」と思ったわけでもないです
園児でもなんとなくわかるんですよね
かわいい子に対する子ども同士のやりとりだったり
大人の対応で自分の容姿がどんなもんかって
かといって容姿でいじめられたとかそういうことも特にないです
そう、いたって「普通の女の子」でした
しかし、私にとって自身の美的感覚を揺るがす大事件が起きたのです!!
幼いころ習い事の先生に「笑顔の練習をしてね」と言われ、
そういえば「笑顔でいる」って意識したことなかったなぁ
と思いながら鏡の前で早速笑顔の練習にとりかかることにしたのです
自宅の鏡の前で「ニコッ!」と笑顔をつくる私
「え…気持ち悪い」
そこには「ニコッ!」ではなく「ニヤリ」と不気味に微笑む自分
衝撃でした
自分の笑顔がこんなにかわいくないなんて…
(大人になって考えると
おそらく、アイドルや女優さんのきれいな笑顔が自分の中の基準になってしまっていて、自分との落差を感じたのだと思います)
もう笑顔の練習どころではありません
こんな笑顔でいままで生きてきただなんて!
なんていうか、人にブスと言われたわけではなく
皮肉にも自分自身で「気持ち悪い笑顔」と気づいてしまったことで言い逃れのできない事実として自己暗示をかけてしまったのです
いまこの時の自分に会えたら
「大丈夫だよ」
といって抱きしめてあげたいです
とはいえ、ショックはショックだったのですが
その後ずっと悲観して暮らした~とかでもなく
(ある意味ポジティブ?)
普通に過ごしてたのです
そのつもりだったのです
(つづく)
